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在庫わずか| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2025年01月09日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | ICA Classics |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | ICAC5181 |
| SKU | 4589538817985 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:05:57
エディション : Remaster
【曲目】
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
1. 序曲 ~歌劇《スペードの女王》 Op. 68
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
2. 牧神の午後への前奏曲
3-5. 海
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)/オットリーノ・レスピーギ(1879-1936)編曲:
6. 海とかもめ (原曲…Op. 39-2) ~5つの音の絵
7. 市 (原曲…Op. 33-7) ~5つの音の絵
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
8. ヘブライの主題による序曲 Op. 34
【演奏】
エフゲニー・スヴェトラーノフ (指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 …1-5
BBC交響楽団 …6-7
ロンドン交響楽団 …8
【録音】
ロイヤル・フェスティバル・ホール
1979年10月30日 …8、1999年10月28日 …6-7、2001年3月15日 …1-5 全てステレオ(ADD)
リマスター…ポール・ベイリー(Re: Sound)

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ロシアものの大家として知られるスヴェトラーノフだが、意外にもドビュッシーは得意レパートリーである。近年では、スウェーデン放送響への客演(Weitblick)も復刻されたし、勿論、手兵のソビエト国立響とも録音が存在する。
当盤の録音のうち、ドビュッシーは、これらの何れより近年に当たる2001年3月15日のライヴである。つまり死の前年の演奏という訳だ。
圧巻は《牧神の午後》で、普通9〜10分程度で奏でられるところを13分以上もかけて演奏している。この曲の持つエロティシズムを、噎せ返らんばかりの濃厚さで表現しており、いわゆる「フランス系」の演奏が物足りなくなるほどの蠱惑的な演奏である。
ドビュッシー以外はロシアものであり、スヴェトラーノフにとっては自家薬籠中と言えるものだ。ラフマニノフの《海と鷗》など、《死の島》のような心悲しさを持っているし、《市》では一転、光彩陸離たるまさに「音の絵」を観ることが出来る。
録音自体も、1979〜2001年と年代に幅があるが概して良好。つくづく、凄いものを甦らせたものだと思う。