1960年代のブリティッシュ・ロック・シーンで短期間の活動ながらも様々なバンド/ミュージシャンに影響を与えた偉大なスーパー・バンド、クリーム。その解散後、1969年にエリック・クラプトンとジンジャー・ベイカーがトラフィックのスティーヴ・ウィンウッド、ファミリーのリック・グレッチと結成した新たなスーパー・グループ、ブラインド・フェイス。このスーパー・バンドのアーカイヴが登場!
エリック・クラプトンはクリーム活動時からトラフィックのヴォーカル、キーボードであるスティーヴ・ウィンウッドの才能に注目しており、クリーム解散と同時にバンド結成を持ち掛ける。ここにジンジャー・ベイカーとリック・グレッチの参加が決まり、バンドは始動する。"盲目的な信頼"と名付けられたブラインド・フェイスはデビュー・アルバムを1969年7月にリリースし、英米のアルバム・チャートNo.1にランク・イン、ゴールド・ディスクを獲得するという幸先の良いスタートを切ることとなる。バンドはこのアルバム・リリースに先駆けて6月7日にロンドンのハイド・パークでのお披露目コンサートを行った後、6月12日のフィンランド・ヘルシンキでのコンサートを皮切りに8月24日のハワイ州ホノルルまでの北欧~北米ツアーで29公演を行う。アルバムが1枚のみなためクリームやトラフィックのナンバーを交えたコンサートは各地のオーディエンスから熱狂的な支持を得る。しかしながら、ツアー終了と同時にバンドは活動停止し、事実上の解散となった...
このツアーの中でスウェーデン第2の都市ヨーテボリでの6月18日のコンサートは地元のラジオ局のスペシャル番組用として収録/放送される。本作はその放送時の音源を使用したライヴ・アルバムであり、アンコールを含めてその全貌を体感できる内容である。
デビュー・アルバムに収録された楽曲6曲に加え、ザ・ローリング・ストーンズの「アンダー・マイ・サム」とトラフィックの「ミーンズ・トゥ・アン・エンド」の2曲、さらにレコーディングしながらもアルバムに収録されなかった黒人ブルース・シンガー、サム・メイズの「スリーピング・イン・ザ・グラウンド」が披露される。ツアー終了後にバンドは解散するだけに、貴重なライヴ・アーカイヴの登場だ!
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付>
エリック・クラプトン (g)
スティーヴ・ウィンウッド (vo, kbds)
ジンジャー・ベイカー (ds)
リック・グレッチ (b)
発売・販売元 提供資料(2025/02/14)