ブラインド・フェイス解散後、アメリカに滞在したエリック・クラプトンはブラインド・フェィスの北米ツアーのオープニング・アクトを務めたデラニー&ボニーと親交を深め、2人のサポート・ギタリストとして活動を始め、その後デラニー・ブラムレットとエリック・クラプトンの共作による「カミン・ホーム」というシングル・ヒットが生まれ、両者の結束は強まる。そして1970年に行われた北米ツアーにも参加し大盛況に終える。
このツアーにはエリック・クラプトンの他にジョージ・ハリスンやトラフィックのデイヴ・メイスン、レオン・ラッセル、リタ・クーリッジといった豪華メンバーもバック・メンバーとして参加したことも話題となり、このツアーのイギリス・クロイドンでのコンサートはライヴ・アルバム『オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン(原題:On Tour With Eric Clapton)』としてリリースされ、全米アルバム・チャートNo.29にチャート・インするヒットとなる。また、その中でもハイライトとなるサンフランシスコの名門ホールのフィルモア・ウェストで4日間連続して行われたコンサートの最終日である2月22日の模様は、地元テレビ/ラジオ局のスペシャル番組用として収録/放送される。本作はこの放送用の音源を使用したライヴ・アルバムであり、当日のセット・リストはカバーやメドレーを含めてコンサートを完全収録している。
このツアー終了後にエリック・クラプトンが結成するデレク・アンド・ザ・ドミノスの原点となるレイド・バックしたアメリカン・ロック・サウンドを堪能できる、素晴らしいパフォーマンスである。
輸入盤国内仕様 <日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付>
デラニー・ブラムレット (g, vo)
ボニー・ブラムレット (vo)
エリック・クラプトン (g, vo)
ジョージ・ハリスン (g)
デイヴ・メイソン (g)
ジム・ゴードン (ds)
カール・レイドル (b)
ボビー・ウィットロック (kbds, vo)
レオン・ラッセル (kbds)
ジム・プライス (tp)
ボビー・キーズ (sax)
リタ・クーリッジ (vo)
テックス・ジョンソン (perc)
発売・販売元 提供資料(2025/02/14)