1970年代のブリティッシュ・ハード・ロック・シーンで活躍したバンドの一つであるUFO。2019年には結成50周年を迎えたこのバンドの黎明期である1981年のロンドンでのコンサート・アーカイヴがCDとして遂に登場!
1970年にデビュー・アルバム『UFO登場(原題:UFO 1)』でデビューし、シングルの「カモン・エヴリバディ(原題:C'mon Everybody)」のドイツと日本でのヒットにより新進ハード・ロック・バンドとして注目されるが、その後低迷する。しかし、1973年にツアーに帯同したジャーマン・ハード・ロック・バンド、スコーピオンズのギタリストのマイケル・シェンカーを迎え入れることによって、バンドのシーンでサクセス・ロードを歩むこととなる。しかしながら、マイケル・シェンカーはドラッグとアルコールの問題からバンドを脱退、以前にセカンド・ギタリストとして参加していたポール・チャップマンを加入させ、活動を再開する。バンドは〈NWOBHM(二ュー・ウェーヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィー・メタル)〉の追い風に乗り順調な活動を展開。1981年には初のセルフ・プロデュースのアルバム『ワイルド/ウィリング/イノセント(原題:The Wild, The Willing And The Innocent)』(全英アルバム・チャートNo.19)をリリース、ツアーをスタートさせる。この中で同年1月28日のロンドン公演はBBCラジオの番組用に収録・放送される。本作はこの放送時に使用された音源によるライヴ・アルバムであり、アンコールを含めて収録されている。
ポール・チャップマンは、マイケル・シェンカーのようなスリリング&メロディアスなギター・ソロは聴かせないが、彼によるバンドのアンサンブルを重視したギター・ソロは違った趣があり、バンドとして新たな方向性を示唆している。UFOの新たな魅力を感じさせるライヴ・パフォーマンスだ。
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付>
フィル・モグ (vo)
アンディ・パーカー (ds)
ニール・カーター (kbds, g)
ピート・ウェイ (b)
ポール・チャップマン (g)
発売・販売元 提供資料(2025/06/17)