ビリー・ウッズのアルバム『トゥデイ、アイ・ロウト・ナッシング』が10周年を記念してリイシュー。ウッズのカタログの中でも特にユニークで重要な自身を定義づけた作品。 (C)RS
JMD(2025/07/04)
ビリー・ウッズのアルバム『トゥデイ、アイ・ロウト・ナッシング』が10周年を記念してリイシュー。ウッズのカタログの中でも特にユニークで重要な自身を定義づけた作品。
Billy Woodsが10年前に『Today, I Wrote Nothing』をリリースした時、インディー・ラップ・シーンで注目を集め始めたばかりのラッパーにとって、それは予想外の転機となった。キャリアの初期は低迷していたものの、2012年の『History Will Absolve Me』でマイナー・ヒットを飛ばし、無名から這い上がったWoodsは、2013年にアンダーグラウンドのレジェンド、Blockheadとコラボレーションした『Dour Candy』で称賛を獲得。Armand Hammerのデビュー作『Race Music』でさらにその評価を高めた。その後、Woodsは2年間活動を休止していたが、それまでの作品とは大きく異なる『Today, I Wrote Nothing』でカムバックを果たした。『Dour Candy』が簡潔で焦点が絞られていたのに対し、『Today, I Wrote Nothing』は24曲を収録した壮大な作品だった。『History Will Absolve Me』が強烈なビート、アンセミックな楽曲、そして力強いフィーチャリングで支えられていたのに対し、『Today, I Wrote Nothing』は短いビネットと静かで折衷的なプロダクションで構成され、ゲストはレーベル・メイトであるBackwoodzのアーティストのみだった。現在、『Today, I Wrote Nothing』はWoodsのカタログの中でも特にユニークで重要なレコードの一つとされている。『History Will Absolve Me』や『Dour Candy』と対比させながら、『Today, I Wrote Nothing』で生み出されたダイナミックなWoodsは、彼の作品群を定義づけるものとなった。
発売・販売元 提供資料(2025/06/27)