メタル・ゴッズの一人であるオジー・オズボーン。ブラック・サバスとしての活動を終了すると同時にソロ活動をスタート、ランディ・ローズを筆頭に数々の名ギタリストを発掘しながらHM/HRのマスター・ピースとなる作品を制作し続ける。2020年にパーキンソン病を公表し活動を停止せざるを得なくなるも克服、2022年には新作『ペイシェント・ナンバー9(原題:Patient Number 9)』をリリースし復活を遂げる。2025年にオリジナル・ブラック・サバスとしてかつソロとしての引退コンサートを発表、7月5日にイギリスのバーミンガムで開催される。しかし、17日後の7月22日に心臓発作により死去。そんなオジー・オズボーンの1980年代の貴重なライヴ・アーカイヴが登場!
1981年11月、前作とほぼ同様のラインアップでレコーディングした『ダイアリー・オブ・ア・マッドマン(原題:Diary Of A Madman)』をリリース、全米アルバム・チャートNo.6にランク・インしトリプル・プラチナ・ディスクを獲得する。しかし、ボブ・デイズリーとリー・カースレイクがユーライア・ヒープに参加する為に脱退、後任として既に前回のツアーに参加していたルディ・サーゾとトミー・アルドリッジを加え、〈Diary Of A Madman Tour〉をスタートさせる。しかし、ランディ・ローズの突然の死によりバンドのツアーは一時中断、4月1日からのツアーには元ギランのバーニー・トーメが加入し活動を再開するが僅か5回のショーで解雇され、新たに参加したのがナイト・レンジャーのギタリスト、ブラッド・ギルスである。オジー・オズボーンのお眼鏡にかなったギルスを加えてのツアーは高い評価を獲得する。この中で、翌年6月23日カリフォルニア州アーバインで行われたコンサートの模様はアメリカの人気音楽ラジオ番組〈King Biscuit Flower Hour〉用として収録・放送される。本作はその放送時に使用された音源によるライヴ・アルバムであり、当日のセット・リストはアンコールやギター・ソロを含めてコンサートの模様を完全収録している。
ランディ・ローズの後任というプレッシャーを全く感じさせず、ブラッド・ギルスのギター・プレイはコンサートを盛り立てる。これまで彼の在籍時のライヴ・アルバムはブラック・サバスの楽曲のみを演奏したものだっただけに、本作は貴重なアーカイヴだ!
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付>
オジー・オズボーン (vo)
ブラッド・ギルス (g)
ルディー・サーゾ (b)
トミー・アルドリッジ (ds)
ドン・エイリー (kbds)
発売・販売元 提供資料(2025/08/27)