Live In The Seventies＜初回限定盤＞

1966年から1983年まで活動し、ファンク、ソウル、ロック、サイケデリック音楽の発展に重要な役割を果たしたスライ & ザ・ファミリー・ストーン。リーダーでありシンガー・ソングライター、マルチ・インストゥルメンタリストのスライ・ストーンと弟のフレディ、妹のローズの他に、トランペットのシンシア・ロビンソンやベースのラリー・グラハムなど、人種や性別が入り混じった初の主要なアメリカン・ロック・グループとなった。「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」、「エヴリデイ・ピープル」などポップなヒット曲を連発した後、『暴動(原題:There's A Riot Goin' On)』や『フレッシュ(原題:Fresh)』などファンクと社会批判を融合させた、よりダークなサウンドを備えたアルバムへと作品スタイルを移行し、影響力のある数々の傑作を生み出す。しかし後年に起こった諸問題を抱え、スライは2025年6月にこの世を去った。そんな彼らのライヴ音源を集めたCDが登場!

1969年8月に行われた〈ウッドストック・フェスティバル〉で圧巻のパフォーマンスを見せたスライ&ザ・ファミリー・ストーンは、同年にリリースしていたアルバム『スタンド!(原題:Stand!)』を携えてUSツアーを行い、その勢いのまま翌年には初の欧州大陸でのライヴを敢行。今回のアルバムは、その中で1970年9月のオランダでのラジオ番組出演時に収録されたアーカイヴ音源である。

セールスを伸ばしていく中で養われた自信が漲っており、ハイテンションとキレのいいサウンドで場を圧倒している。社会情勢が変化していく中で自身のサウンドもトランスフォームしていく直前を捉えた、音楽的のみならず歴史的にも意義深い一枚だ。ボーナストラックには、1973年に出演したアメリカのTV番組でのライヴ音源を6曲収録。

輸入盤国内仕様＜日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付＞

スライ・ストーン (b, vo)
ラリー・グラハム (b, vo)
フレディ・ストーン (g)
ローズ・ストーン (kbds)
グレッグ・エリコ (ds)
シンシア・ロビンソン (tp)
ジェリー・マルティーニ (sax)
ヴェト・ストーン (vo)
メアリー・マクレアリー (vo)
エルヴァ・ムートン (vo)