ニューヨークを拠点に活動するフューチャーソウル・バンド/コレクティブ、The Love Experiment(以下LEX)。
個々のメンバーがプロデューサー、ソングライター、ミュージシャンとしてソウル/R&B、ジャズ、ヒップホップシーンで活躍し、これまでにLauryn Hill、Nas、Anderson .Paak、Solange、Corey Henry といったビッグネームから、Amber Mark、Poppy Ajudha、Standing on the Cornerといった気鋭アーティストまで、幅広い共演歴を誇る。2016年のセルフタイトルのデビューアルバム『The Love Experiment』以来となるニューアルバム『Velvet』は、生々しいバンドグルーヴと、コズミックなサウンドデザインが交わり、温もりと光沢感を併せ持つベルベットのように、肌触りのよいラグジュアリーな心地をまとっている。
ベルベットのトラックスーツが流行した80年代後半~90年代前半に生まれたLEXのメンバーが、当時の音楽にノスタルジーを感じつつ、それらを模倣するのではなく、セッションから生まれるグルーヴや偶然性をヒントに、今の自分たちにとって心地よく、新鮮な音楽を生み出した。アナログシンセやドラムマシン、ヴィンテージ機材による温もりのあるサウンドと、曲の構成や拍子、サウンドデザインにおける実験的なアプローチが共存した本作は、20年、30年後の世代にとっても、ノスタルジックかつ特別な輝きを放つだろう。コレクティブとしての側面も持つLEXは、今作で新たにニューヨークのアヴァンギャルド・ジャズ~ヒップホップコレクティブ、Standing on the CornerのメンバーでもあるSyl DuBenion(サックス/ヴォーカル)をローテーションに加え、Kim Mayo(ヴォーカル)とのツインヴォーカルスタイルを採用。新たなLEXの可能性を提示する一作となった。
フィーチャリングには、元LEXのメンバーで、Chance the Rapper「No Problem」への作詞提供でグラミー賞を受賞し、ニューヨークを代表するジャムセッションのホストバンドでヴォーカリストも務めるJ. Hoardに加え、「これまでで一番ヒップホップ色が強い」と語るCharles Burchell(リーダー/ドラム)の言葉の通り、USアンダーグラウンド・ラップシーンを牽引するPink Siifuをはじめ、JSWISS、C-Redといった個性溢れるラッパーも参加。
ソングライティング、プロダクションにおいて、各メンバーが変幻自在に役割を変えながら、多彩なフィーチャリングアーティストをクルーに引き連れ、LEXが見上げる宇宙へとスペースシップが飛び立つ。
発売・販売元 提供資料(2025/10/27)