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特集

bounceが選ぶ2012年の50枚――No.11~20

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2012年12月26日 18:01

更新: 2012年12月26日 18:01

ソース: bounce 351号(2012年12月25日発行号)

ディスクガイド/加藤直子、土田真弓、出嶌孝次、山西絵美



No.11――OMSB 『Mr. "All Bad" Jordan』 SUMMIT

取り巻く状況の変化も大きく作用しただろうが、それ以上にゴツゴツした自家製ビートと生々しい熱気を不器用に迸らせた圧巻のソロ・デビュー作。DJ ZAIら個々の特性も徐々にあきらかになってきた新年こそ、SIMI LABのセカンド・アルバムにも期待したい。*出嶌

 

No.12――DJ FRESH 『Next Levelism』 Ministry Of Sound

地下にも地上にも脈々と浸透し続けるドラムンベース界に身を置きつつ、メインストリームの覇者でもある彼は、超絶ポップなダンス盤を提示。リタ・オラやディジー・ラスカルらとブチ上がる回転ビートに乗って、2013年は〈ドラムンベース20周年〉に突入! *土田

 

No.13――BRANDY 『Two Eleven』 Chameleon /RCA

ホイットニーとの別れやモニカとの再会を裏付けにしながら、トラックの下世話と歌の黒さを弁えた完全なるR&Bモードで帰ってきた頼もしい一作。なかでもバングラデッシュによる鮮烈な“Put It Down”のビート感はこの先のトレンドになっていきそうな予感!? *出嶌

 

No.14――2 CHAINZ 『Based On A T.R.U. Story』 T.R.U./Def Jam

ミックステープや数々の客演を踏み台に、全米1位を記録した本作でスターの仲間入り。サウスサイドらによるギラついたビートも格好良く、当たり続きのデフ・ジャムにおいて特に強い印象を残してくれた。で、来春には早くもメジャー2発目が!? *山西

 

No.15――PARA ONE 『Passion』 Marble

リーン・ハウスのようにモダンな加減速ダンス・ミュージックにもリーチしながら、盟友サーキンとはまた異なるソフィスティケイトされたグルーヴの妙は相変わらずの美学をキープ。ドローン系ヒップホップに通じる趣もあり、シティー幻想ポップとしてもまったり響いた。*出嶌

 

No.16――MIGUEL 『Kaleidoscope Dream』 Bystorm/RCA

前作でも器用さは窺えたけど、まさかここまで時代にフィットしたローファイ・ベッドルームR&Bの傑作を仕上げてくるとは! フワフワしているだけじゃなく、サブベースを挿入するなど毒の盛り方も絶妙。ビヨンセの次作に呼ばれるなど、完全に時の人です。*山西

 

No.17――CALVIN HARRIS 『18 Months』 Fly Eye/Columbia

リアーナ“We Found Love”のヒットで、彼もゲッタ仕様でくるかと思いきや……ニーヨの起用はありつつも地元密着型の手堅い作りで、UKチャート1位を獲得。タイニー・テンパーやエリー・ゴールディングらを味方に付けた、ゲッタへの回答とも言える? *加藤

 

No.18――FRANK OCEAN 『Channel Orange』 Def Jam

クルー名義のコンピをはじめ、オッド・フューチャーの活躍は引き続き。なかでも数々の客演仕事などで名前を知られていた彼の初作が話題をさらった。クルー仕込みの靄ったサウンドのなか、ファレルらも交えて甘美で美しい歌唱を響かせ、世界的に大ヒットを記録! *加藤

 

No.19――SALU 『In My Shoes』 One Year War/Manhattan/LEXINGTON

本特集の2011年版で目していた通り、BACH LOGIC主宰レーベルの第1弾となる本作でいきなりブレイクした。そのメロディアスなフロウは歌心に近い叙情も孕み、そのままポップスとしても機能。ロック系メディアが絶賛する状況も特徴的だった。*土田

 

No.20――LANA DEL REY 『Born To Die』 Stranger/Interscope

〈サッドコア〉とは言い得て妙。この〈ギャングスタ・ナンシー・シナトラ〉は、抑揚ゼロの歌唱法で世界中を退廃美で包み込んだ。レン・ハーヴューや自作で本人を招いたシェリル・コールなど、その魔力に取り憑かれたフォロワーは後を絶たず……。*山西

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