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特集

bounceが選ぶ2012年の50枚――No.21~30

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2012年12月26日 18:01

更新: 2012年12月26日 18:01

ソース: bounce 351号(2012年12月25日発行号)

ディスクガイド/加藤直子、土田真弓、出嶌孝次、山西絵美



No.21――角松敏生 『REBIRTH 1 ~re-make best~』 ARIOLA JAPAN

壇蜜さんが〈あなたのタワーは……(略)〉と仰ってましたが、彼は“Tokyo Tower”で30年前から勃起してました! ストレートに磨いてきた己の美学がいい感じに熟成され、そのタイミングがたまたま時流と袖をすり合っただけのような痛快グルーヴ作です。*出嶌

 

No.22――CHRIS BROWN 『Next Levelism』 RCA

ニッキーやブランディ作品への参加、リアーナとの再接近など話題は尽きず、謹慎明けから続くイケイケぶりは前作から1年ほどで登場した本作でも証明された。ダンス系もベースものも柔軟かつ貪欲に取り込み、ポップ・スタンダードを更新するシーンのトップの姿は超痛快! *加藤

 

No.23――モーニング娘。 『(13)カラフルキャラクター』 zetima

ブームに瀕した帝国の本気仕事、というだけじゃない。結成15周年という成長と脱皮のサイクルのなか、ちょうどいいシャッターチャンスで瑞々しい瞬間を捕らえたような佳曲が揃っていた。特に“What's Up? 愛はどうなのよ~”はグループ史上指折りの名曲! *出嶌

 

No.24――TAYLOR SWIFT 『Red』 Big Machine

過去10年間で最多の初週セールス枚数を叩き出した大ヒット作。でもそんな数字より、1Dあたりと共鳴するような明快ポップ・ロックを披露し、青春モードを煽ってくれたことのほうが重要でしょ。かなり無理矢理なダブステップ曲での野暮ったさも可愛かった! *山西

 

No.25――cero 『My Lost City』 KAKUBARHYTHM

見事にひと皮剥けた2作目は、実によく出来た音楽だと聴くほどに思う。さまざまな音楽を滋養にしたサウンドをモダンで親しみやすいポップスに昇華し、多くのリスナーを振り向かせた。シャムキャッツやスカートも含めた現代のオルタナ・ポップ勢を引っ張る存在だ。*加藤

 

No.26――TRAXMAN 『Da Mind Of Traxman』 Planet Mu

コンピが編纂されるなど日本でもジュークが広がりを見せはじめた年に、シカゴ・ゲットー界におけるそのオリジネイターはまさかの初作を発表。ジャズの断片を散りばめながら変則的な高速ビートで翻弄してくる楽曲群に、ベース音楽の革新的な姿を見た感じ! *加藤

 

No.27――パスピエ 『ONOMIMONO』 unBORDE

いまだに顔出しでのメディア露出はないが、いっそエモーショナルと言いたいバンド・アンサンブルで5人の実像を提示した本作。ニューウェイヴィーなシンセと特徴的な女子声、作家性も強い高品質の楽曲によっても〈ポスト○○〉という形容からはみ出す実力を見せた。*土田

 

No.28――GOTYE 『Making Mirrors』 Eleven

全米で2012年にもっともシングルを売ったのはこの人。2011年に母国オーストラリアで本作を発表し、その後“Somebody That I Used To Know”が米英をはじめ世界各国で激売れした。アルバムは手の込んだ作りながら軽やかな聴き心地で、cero好きの人にもぜひ聴いてほしい! *加藤

 

No.29――tengal6 『CITY』 BootRock

lyrical schoolへの改名直前に残した初フル作。tofubeatsやokadada、泉水マサチェリーら攻めの制作陣に支えられた普通の女の子のラップ作品は、泉まくらが陰ならこちらは陽。だけど輝く季節は短いことを伝える切なさもある。marikoの卒業を控えたいま聴く“6本のマイク”とか……ね。*土田

 

No.30――THE BEACH BOYS 『That's Why God Made The Radio』 Capitol

2011年は『The Smile Sessions』で、2012年はこれ! BB5節のインドア・ビーチ・ポップは相変わらずタイムレスな輝きを……もとい、チルウェイヴなどとリンクするタイムリーなものでした。さてはブライアン、復帰の時期を見計らってたな! *山西

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