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特集

bounceが選ぶ2012年の50枚――No.41~50

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2012年12月26日 18:01

更新: 2012年12月26日 18:01

ソース: bounce 351号(2012年12月25日発行号)

ディスクガイド/加藤直子、土田真弓、出嶌孝次、山西絵美



No.41――ELLE VARNER 『Perfectly Imperfect』 RCA

両親がバイ・オール・ミーンズという毛並みの良さはあれど、それが通用しない世代にも広がったのは、アリシア以降やジャズミン以降を思わせる逞しいしなやかさをエル自身の歌が備えていたから。本作を手掛けたポップ&オークは2012年を代表する名裏方に。*出嶌

 

No.42――ALEXANDRA STAN 『Saxobeats』 ビクター

ユーロダンスにバルカン・ブラスを忍ばせた2011年の処女作が、世界的なヒット受けてわが国にも漂着。同路線のミア・マルティナやインナらの日本進出を誘発したことはもちろん、人々の目を各国の下世話なアーバン・ポップに向けさせた功績はデカイ。アラシュとかね。*山西

 

No.43――mabanua 『only the facts』 origami

GAGLE×Ovallや本隊Ovall、Green Butterとしての諸作や多彩な外部仕事と絶えず動き続ける近年の彼だが、本作では上述の作品群で中核を担ったメロウかつソウルフルなビートすら引き立て役に。声と歌心で勝負する2012年のシンガー・ソングライター作品でも随一の名盤だ。*土田

 

No.44――TYGA 『Careless World』 Young Money/Cash Money/Universal Republic

全米7位入りした“Rack City”他、ミニマムなビートを繋いだ21曲入りの本作は淡々としているのに最後まで聴き入ってしまう魔力があって……。ドレイクのモワモワ感を2012年に引き継いだのは、何もケンドリックだけじゃないのだよ。*山西

 

No.45――VINTAGE TROUBLE 『The Bomb Shelter Sessions』 Vintage Trouble

噂が噂を呼び、初来日で〈サマソニ〉のメイン・ステージを踏んだ彼ら。ヴィンテージ人気に乗ったと言えばそれまでだけど、この黒さとタイトさはレニー・クラヴィッツの名前を例に出したくなる感じで、息の長い活動も期待できそう。*山西

 

No.46――CHER LLOYD 『Sticks+ Stones』 Syco/Epic

〈歌もラップもできてフツーっしょ!〉なんてスタンスでベース系の音も軽~く乗りこなし、古いポップス観で凝り固まったリスナーを困惑させる19歳。この1年でライ・ライやクレイショーンもブレイクしましたが、こういうタイプは今後もっと増えるんでしょうね。*山西

 

No.47――VAN HALEN 『A Different Kind Of Truth』 Interscope

14年ぶりの新作で、28年ぶりにデイヴと合体……というトピックだけでも〈OSHIETAL〉の年間ベストに確定! 80年前後の野性味溢れる音を甦らせた本作が導火線となり、ふたたび黄金期を爆走中だ! あと望むのは79年以来となる来日公演のみ! *山西

 

No.48――(((さらうんど))) 『(((さらうんど))) 』 KAKUBARYTHM

80s曲の引用を散らしたシンセ・サウンドと、都会的なギター・カッティング──イルリメとTraks Boysによるバンドの初作は、いま思えば2012年に起きたシティー・ポップ景気の最初の一手だった。後続の一十三十一と共に、きっちり現代解釈を施した好例だ。*土田

 

No.49――MUMFORD & SONS 『Babel』 Gentlemen Of The Road/Co-op

デビュー作の世界的なヒットが霞むほどのセールス(特にUSで!)を記録した本作。英米でのNo.1獲得やグラミーへのノミネートなどまったく話題は尽きず、伝統的なフォーク/カントリーを今様に鳴らす新世代勢のなかでも他の追随を許さぬ存在に。*土田

 

No.50――田我流 『B級映画のように2』 Mary Joy

映画「サウダーヂ」出演にまつわるトピックが前アオリとなりながら、とんでもなく泥臭い熱気を放つ作品そのもののカッコ良さに全部さらわれた感じ。全編パンチラインの“やべ~勢いですげー盛り上がる”はいろんな人がいろんな壁にブチ当たっていく際のアンセムだ。*出嶌

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