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THE MEN(漢)なアルバム5枚——Selected by 佐藤一道

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2013年01月23日 17:59

更新: 2013年01月23日 17:59

文/佐藤一道



THE MEN(漢)なアルバム5枚——Selected by 佐藤一道



No.1 CLOUD NOTHINGS 『Attack On Memory』 Carpark

No.2 JAPANDROIDS 『Celebration Rock』 Polyvinyl

No.3 THE MEN 『Open Your Heart』 Sacred Bones

No.4 TY SEGALL BAND 『Slaughterhouse』 In The Red

No.5 DEATH GRIPS 『The Money Store』 Epic



No.1〜5について

2012年はどんよりとした暗い音が流行ったように思うのですが、そんな空気をものともせずに気合いでかっと飛ばしてくれたのがこの5組の〈漢〉たち(通称〈THE MEN〉)でした。まず一番手はオハイオのクラウド・ナッシングス。寝室でウダウダしていたナードなメガネ青年が突如覚醒し、アルビニ師匠の道場に入門。気合いの入った絶叫とノイズをスピーカーに叩き込みました。2番手、カナダのギター&ドラムス・デュオであるジャパンドロイズは現場のロード・ワークで鍛え上げた〈俺たちの労働賛歌〉とも言うべきエネルギッシュなパンクを熱演。

3番手はバンド名通りの男臭さをもつNYの4人組、メン。〈サーストン・ムーア&ザ・Eストリート・バンド〉なんて異名を持つ彼らの3作目は、往年のフー・ファイターズを彷彿とさせる〈太文字オルタナ・ロック〉を豪快にフル・スウィングした快作でした。4番手は2012年に数多くの作品を世に送り出したシスコ・ガレージ・シーンの顔役、タイ・シーガル。なかでもこのバンド名義のアルバムはテンションと音圧高めの一枚です。

最後に控えしは超人ドラマーのザック・ヒルと黒人ラッパーのステファンらによるユニット、デス・グリップス。メジャーから放ったこの初作は、鋭角的なビートとマッチョかつマッドなライムとが過剰なエネルギーを放射する全編異様な熱気に満ちたアルバムと相なりました。続けてリリース予定だった2作目のジャケで〈男のシンボル〉を堂々と掲げてしまったことも含めて、今年随一の漢っぷり……すなわち〈己のやりたいようにやり、生きたいように生きる〉を実践した、まさに〈シンボル〉的な存在だったと思います。押忍!



 

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