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特集

歌いまくるブルー(1)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2013年04月03日 17:59

更新: 2013年04月03日 17:59

ソース: bounce 353号(2013年3月25日発行)

ディスクガイド/獺

 

JAMES BLAKE 『James Blake』 Atlas /A&M/Polydor(2011)

実父ジェイムズ・リザーランドの“Where To Turn”を書き直した“The Wilhelm Scream”、ファイスト“Limit To Your Love”というカヴァーを中心にアトモスフェリックな意匠で迫る大作。“I Never Learnt To Share”の明快な絶頂感はいま聴くと眩しい。

 

JAMES BLAKE 『Anxiety』 Atlas/A&M/Polydor(2011)

JB人気が沸騰中の秋に投下されたEP。ライヴの相棒ロブ・アンドリュースがギターを弾く“Once We All Agree”、ジャスティン・ヴァーノンと共作した“Fall Creek Boys Choir”、そしてジョニのカヴァー……と、心境の変化も透けて見えるような全6曲!

 

AUTRE NE VEUT 『Nights Like These』 Software /melting bot(2013)

この手の作品はタグだらけの売り文句が凄くて……と手をこまねいてる人もいそうですが、“Play By Play”が人気の彼は手数の多さを感じさせない緻密なトラックが全体的にかっこいいのです。歌は80年代のスティーヴ・ウィンウッドみたいな感じ。

 

THE INTERNET 『Purple Naked Ladies』 Odd Future(2012)

ドリーム・ポップとアーバンの間をゆらぐオッド・フューチャー所属の男女デュオ。メランコリックなシンセ・ポップからアブストラクトなOF様式まで、シド・ザ・キッドの魅力が多様な音像で楽しめる歌モノ集。クルー仲間やキロ・キッシュの参加もポイント。

 

JESSIE WARE 『Devotion』 PMR/Island(2012)

浮遊感のあるトラックが合う凛とした英国の女性シンガーで、普通にUKソウルの伝統的な上品さを備えた歌モノなのですが、それでもインディー系リスナーが妙にご執心なのはSBTRKTとやってたからでしょうか。今年に入ってUSデビューも果たしたばかり!

 

THE XX 『Coexist』 Young Turks(2012)

ギル・スコット・ヘロンからフローレンス・アンド・ザ・マシーンまで、ジェイミーの多方面での活躍を挿んでの2作目。彼の空間処理能力の高さに改めて息を呑むような、物理的な奥行きの深さまで幻視させる歌の空気がいいんです。ちょっとフォロワーも出てこなそうな感じ……。

 

THE WEEKND 『Trillogy』 Republic(2012)

ミックステープ3部作をきっかけに、ドレイクやガガとコラボでも話題を呼んだトロントの才能です。これはその3部作をリマスターした完全セットで、フランク・オーシャンと並ぶこれぞベッドルームR&Bという感触に。雰囲気作りも重要だけど、やはり歌の感触がキモでは。

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