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特集

歌いまくるブルー(2)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2013年04月03日 17:59

更新: 2013年04月03日 17:59

ソース: bounce 353号(2013年3月25日発行)

ディスクガイド/獺

 

DEPTFORD GOTH 『Life After Defo』 Merok(2013)

これは美麗な傑作ですよ! ロンドン出身のダニエル・ウールハウスによるソロ・プロジェクトで、前評判通りXXと似た部分もあるのですが、晴れやかさと哀愁をシンセに託した味わい深さは独特のものです。別ページの英国憂鬱男子ヴォーカル勢に通じる薫りも。

 

RHYE 『Woman』 Innovative Leisure/Polydor(2013)

クアドロンで知られるロビン・ハンニバルとミロシュの新ユニットが、噂のイノヴェイティヴ・レジャーからアルバム・デビュー。敷き詰められたシャーデー愛にまみれて中性的にのけぞるミロシュが麗しいんです。それぞれの別プロジェクトもいろいろ必聴!

 

FLUME 『Flume』 Future Classic/Pヴァイン(2012)

日本盤がリリースされたばかり! 歌ってるのはチェット・フェイカーたちだし、いわゆる歌のない歌モノもありますが。揺らぎのあるビートメイクにメロディアスな展開など、たくさんいそうで案外珍しいポスト・ジェイムズ・ブレイク的な質感の一作です。

 

CHET FAKER 『Thinking In Textures』 Opulent(2012)

チェット・ベイカー未満な愛おしさに溢れた歌モノ作品がこちら。優しいエレクトロニカのテクスチャーに温かみのある内省的な歌唱がうっとり流れ込むチルな味わい。ブラックストリートのカヴァーも含め、もう少し評価されてもよかったホームメイド・ソウル。

 

TORO Y MOI 『Anything In Return』 Carpark(2013)

今年のベスト候補にリストアップしてる人もすでに多そうですが……控えめに言っても、チルウェイヴを起点にする歌モノとしてはある種の最高峰なのでは。ライト&メロウな色彩とローファイな部分が折り合った文句ナシにトロトロの名品です。

 

mabanua 『only the facts』 origami(2012)

日本屈指のマルチな才人ビートメイカーによるセカンド・アルバム。ここではシンガー・ソングライター的な佇まいで自身のヴォーカルにフォーカスしながら、リズムやアレンジと完全にシンクロした歌心によって楽曲全体に穏やかなグルーヴを行き渡らせています。傑作。

 

NZCA/LINES 『Nzca/Lines』 Loaf(2012)

兄が元メトロノミー……っていう紹介もアレですが、〈インディーR&B〉を自称するエレポップ~疑似AORに、80年代っぽい説得力のある歌唱をフィーチャーした佳作。何でもソウルフルと形容するから誤解が生じるだけで、アノラークなどにも通じる良さがあります!

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