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ディスクガイド――(2)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2013年06月19日 18:01

更新: 2013年06月19日 18:01

ソース: bounce 355号(2013年5月25日発行)

ディスクガイド/池谷昌之、林 剛、出嶌孝次



11. CORDUROY 『Very Yeah -The Director's Cut: Complete Compositions 1992-1996』 Cherry Red

渋谷で探偵ごっこしたくなるオルガン・サウンド! トラットリア方面からも人気を集めただけに、日本で一般化しているアシッド・ジャズ観の源泉は彼らなのかも。タイムリーなことに長らく廃盤だったアシッド・ジャズ・レーベルでの音源がまとめて復刻される。*出嶌

 

12. THE BRAND NEW HEAVIES 『Brother Sister』 FFRR(1994)

復帰前のエンディア・ダヴェンポート参加作としては、これが最後になったアルバム。デビュー作の延長線上にあるロウなファンクを軸に、フィリー・ソウル、レゲエ、AORテイストなどを織り込んだ多彩な作風には、最新作との共通点も見て取れる。*林

 

13. BLUEY 『Leap Of Faith』 Dome(2013)

長いキャリアで初となるソロ作。基本的にインコグニートの近作で指揮するサウンドとの大差はないが、初期のジャズ・ファンクとは異なるスムースネスを帯びながらも、AORやソウルなど自身のルーツを感じさせる音は流石。*池谷

 

14. INCOGNITO 『Transatlantic R.P.M.』 Dome(2010)

英米でドーム/シャナキーと契約し、近年の安定体制を滑り出した結成30周年記念作。マリオ・ビオンディが2曲に抜擢されたほかリオン・ウェアも招聘されており、『Sun』が昇る前ぶれも。*出嶌

 

15. OMAR 『Sing (If You Want It)』 Ether/Pヴァイン(2006)

7年ぶりの新作が6月に出る?……ってことで、これがその前作。USやフランスでの契約を経て、スティーヴィーやアンジー・ストーンらを招こうがビクともしない独自性の確立に至った新たな代表作だ。トゥルー・ソーツから再発されたのも意義深い。*出嶌

 

16. THE JAMES TAYLOR QUARTET 『New World』 Real Self (2009)

チンチンから放たれた25周年記念盤『The Template』はジャケが微妙なので、1つ前のアルバムを紹介。よりモッドにハモンド全開な4thディメンションの反動か、ここでのJTはピアノやローズも弾いてジャズ寄りの意匠にアプローチ。*出嶌

 

17. KHARI SIMMONS 『Sunflower』 MIRAMAR(2013)

ジーヴァを率いるアトランタの要人のリーダー作を独自編集で日本盤化したもの。盟友のインディア・アリーやインコグニートらが客演した楽曲は彼らしいブラジリアン・フュージョン趣味が炸裂し、USからのUKジャズ・ファンクへの回答にもなっている。*林

 

18. BAH SAMBA 『4』

ブランニュー・ヘヴィーズのレコーディングに参加していたジュリアン・ベンダルが、アシッド・ジャズの影響を2000年代のクラブ・ジャズへと昇華したユニット。アリス・ラッセルの後の活躍はご存知の通り。*池谷

 

19. WILLIAM ADAMSON 『Under An East Coast Moon』 Brownswood(2013)

ガリアーノ解散後はディマス(元ヤング・ディサイプルズ)との2BO4で〈ジャズ〉を探求していたロブ・ギャラガー。トラッド感を増したこのプロジェクトも同布陣での作品だが、それがジャイルズのレーベルから出たことには特別な意味が。*出嶌

 

20. SHUYA OKINO 『DESTINY』 EXTRA FREEDOM/Villaga Again(2011)

JazztronikからM-SWIFTに至るまで日本にもアシッド・ジャズの子孫は多いが、沖野は往時からそうした状況を整えてきたオリジネイターでもあるのが凄い。ディヴィニティとのブギーやエンディア・ダヴェンポートの2曲に今昔が交差する。*出嶌

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