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特集

DISCOGRAPHIC ASIAN DUB FOUNDATION——ADFを知るための7枚

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2013年07月31日 18:00

更新: 2013年07月31日 18:00

ソース: bounce 357号(2013年7月25日発行)

文/山西絵美



ADFを知るための7枚



『R.A.F.I』 Naive/TRAFFIC(1997)

サウンドシステムで培ったノウハウを、力技でバンド形態にハメてみた2作目。MCナヴィゲーター参加のロッキン・ジャングル“Culture Move”や、粘りのあるファンク・グルーヴ上で呪術的なラップを聴かせる“Hypocrite”(ファンカデリックをネタ使い!)に個性がキラリ。

 

『Rafi's Revenge』 Slash/FFRR/London(1998)

『R.A.F.I.』収録曲のヴァージョン違いから成る一枚。ブレイク前夜の勢いが表れた荒々しいライヴ音源もさることながら、プライマル・スクリーム&ブレンダン・リンチが関与した楽曲群がOn-U風の硬質ダブに仕上がっていて◎! プライマル『Echo Dek』と聴き比べるのも楽しそう。

 

『Community Music』 Slash/FFRR/London(2000)

本3作目を前に行われたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとのツアーが影響したか、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのカヴァー然り、ロック度が激アップ。ダイナミックかつクリアなドラム&ギターが印象的で、華やかなホーンも手伝って聴き心地は非常にキャッチーです。

 

『Enemy Of The Enemy』 Labels/TRAFFIC(2003)

前作を踏襲しつつ、そこにエイドリアン・シャーウッドの鋭利なダブが足され、過去最高にヘヴィーな内容。マッシヴ・アタックの復活作やロブ・スミスのソロ作が発表された年にあたり、時代の空気ともフィット? レディオヘッドやシニード・オコナーの参加も話題を集めました。

 

『Tank』 Labels/TRAFFIC(2005)

ジュノ・リアクターのベンが共同プロデュースしたこの5作目は、ウワ音の数を絞ってビートを強調したフロア・ユースな一枚に。本作から正式加入したゲットー・プリーストの、DJスタイルとラップを行き来するマイク捌きも現場感たっぷりで、初期ADFに回帰した感じ。

 

『Punkara』 Naive/TRAFFIC(2008)

レゲエ由来のベースがADFを特徴付ける大きな要素だけに、ダスの離脱は痛手だったはず。それを多彩なアプローチで乗り切るとは! ボリウッド×ホット・ロッドな冒頭曲、変則ソカ“S.O.C.A.”、ダブステップ“Bride Of Punkara”など振り幅の広さはキャリア随一!!

 

『A History Of Now』 Cooking Vinyl/BEAT(2011)

スカ・ロック・バンドにいたアルの歌い方も影響しているんだろうけど、ブロステップ寄りの疾走チューンがクランクコアにしか聴こえなくてナイス! KLFをPV監督に指名するなど、すっかりレイヴ・モードな様子です。女声をフィーチャーしたエレクトロクラッシュ曲もバッチリ!

 

OTHERDISCOGRAPHIC

ALBUM
『Facts And Fictions』
(1995)
『Conscious Party [Live]』 (1998)
『Keep Bangin' On The Walls [Live]』 (2003)
『The Signal And The Noise』 (2013)

COMPILATION
『Frontline 1993-1997: Rarities And Remixes』
『Time Freeze: The Best Of Asian Dub Foundation』

インタビュー