こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

ALL THE MASSIVE THEM COME DO CULTURE MOVE!(1)——エイジアン・ダブ・ファウンデーションをめぐる音楽の果実は、ここに一本のトゥリーを生んだ(1)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2013年07月31日 18:00

更新: 2013年07月31日 18:00

ソース: bounce 357号(2013年7月25日発行)

文/柴田かずえ、西尾洋儀、山西絵美



THE CLASH 『Sandinista!』 Epic(1980)

レゲエ/ダブを我流に、そしてラディカルに解釈したという点で、真っ先に思い当たるルーツはここ!? 本作に収録されているエディ・グラント“Police On My Back”のカヴァーはADFもたびたびライヴで演奏していますが、オリジナルよりクラッシュ版のアレンジに忠実なのが微笑ましいです。*柴田

 

PUBLIC ENEMY 『It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back』 Def Jam(1988)

“Bring The Noise”をライヴのレパートリーにしてきたADFは、ベスト盤〈Time Freeze〉でチャックDと“Son Of A Bush Is A Bad Man”を披露。共にハード&ノイジーな音でロック層からも支持を得ているだけに、相性の良さは言わずもがな。音数が多すぎてニヤケます。*山西

 

THE QEMISTS 『Spirit In The System』 Ninja Tune(2010)

バンド編成ならではのダイナミズム。ステージには超ド級の熱気が漲り、その轟音に観客は熱狂する──ケミスツやペンデュラムをはじめとする人力ドラムンベース・ユニットは、ADFの直系チルドレンと言えるだろう。特に前者は、2011年のジャパン・ツアーで前座に起用されたことも! *柴田

 

PRIMAL SCREAM 『Vanishing Point』 Creation(1997)

『R.A.F.I.』と同年に発表された本作とその再構築盤『Echo Dek』で、ダブに急接近したプライマル。ボビーたっての希望からADFは翌年のツアーに帯同し、それがブレイクへと繋がるのです。また、『R.A.F.I.』の新装版ではリミックスなどをプライマルが担当し、幸福な蜜月時代を築きました。*柴田

 

FERMIN MUGURUZA 『Asthmatic Lion Sound System』 Talka(2008)

バルカン・ビート・ボックスやワッチャ・クランらレディオチャンゴ周辺の人たちと絡む機会が多いADF。特にムグルサとは音楽的にも似ているな〜と(ジャングルの採り入れ方とかね)。本作ではADFを招き、静かに闘志を燃やすブルージーなレゲエ曲“Itzuliko Naiz”をお見舞い。*西尾

 

UNDERGROUND RESISTANCE 『Interstellar Fugitives』 UR/Submerge(1998)

構成員が流動的で、志を同じくする仲間たちの集まりといった雰囲気は似ていなくもない!? そんな繋がりから(?)『Tank』収録の“Powerlines”でマッド・マイクにプログラミングを依頼。ゲットー・テック風な同曲が、ADFのライブラリーにさらなる幅をもたらしました。*山西

 

SiM “EViLS” ユニバーサル(2013)

ブレイク当時のADFはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやアタリ・ティーンエイジ・ライオットなどと比較されることが多かった。で、その2バンドからの影響を強く感じさせるこちらの4人組は、本シングルの冒頭を飾る“Blah Blah Blah”でインド音階を採用。遠回りしながらもADFとの接近に成功したのであります。*山西

 

THE STOOGES 『The Stooges』 Elektra(1969)

イギー・ポップ本人を迎えたストゥージズ“No Fun”のカヴァーは、パンクとバングラの融合をめざした『Punkara』を象徴する一曲だった。当時ジャズ・アルバムを作るなど老成に向かっていた御大も、ここでは攻める攻める! 反骨精神を剥き出しにしたDIYスピリッツは決して死なない! *柴田

インタビュー