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特集

ALL THE MASSIVE THEM COME DO CULTURE MOVE!(2)——エイジアン・ダブ・ファウンデーションをめぐる音楽の果実は、ここに一本のトゥリーを生んだ(2)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2013年07月31日 18:00

更新: 2013年07月31日 18:00

ソース: bounce 357号(2013年7月25日発行)

文/柴田かずえ、西尾洋儀、山西絵美



BABA ZULA 『Gecekondu』 Doublemoon(2010)

本作収録の“Abdulcanbaz”“Komsu”にダスが参加。妖しげなメロディーと変拍子に、蠢くようなベースで応戦している。このイスタンブールを代表するアラビック・ダブ・ユニット然り、エチオ・ダブを標榜するダブ・コロッサス然り、ADF離脱期のダスはドロドロ系の仕事が多いね。*西尾

 

DEEDER ZAMAN 『Pride Of The Underdog』 United Sound(2011)

ADF在籍時は少年っぽさ丸出しの勢い任せなラップを持ち味としていた彼ですが、エイドリアンが手掛けたこのソロ2作目では思いっきりニュー・ルーツにシフトし、渋みのある歌声を披露。本作で久々にコラボしたダスとゲットー・プリーストも、さぞかし驚いたことでしょう。*山西

 

GHETTO PRIEST 『Vulture Culture』 On-U(2003)

エイドリアンの懐刀として、ウォーリアー・チャージやリトル・アックスなど数々のOn-U作品でマイクを取ってきたこの男は、主君が手掛けた『Enemy Of The Enemy』への参加をきっかけにADF入り。本作はそれ以前に制作された初のソロ・アルバムで、一部の曲でダスがベースを担当している。*西尾

 

GOGOL BORDELLO 『Pura Vida Conspiracy』 ATO/HOSTESS(2013)

移民による熱血ミクスチャーという意味で共通する部分は多いか!? 同じ時期に新作を出すのも何かの縁、ADF好きはぜひ本作もチェックで! なお、別掲のムグルサ作品でニアミスしたゴーゴルだが、ヴォーカルのユージンだけは抜け駆けして、『Punkara』でADFと合体しているぞ! *西尾

 

CURTIS MAYFIELD 『Super Fly』 Curtom(1972)

アフリカン・アメリカンの地位向上が進んだ70年前後のソウル〜ファンクは、ADFが影響を受けた音楽のなかでも欠かせないものだそう。実際にドラムンベースの定番ネタであるウィンストンズ“Amen, Brother”をサンプリングしているほか、“Officer XX”にて本作収録の“Little Child Runnin Wild”を拝借。*山西

 

SINEAD O'CONNOR 『Faith And Courage』 Atlantic(2000)

社会に対する怒りや痛みを発信し続ける同志、シニードが参加したADF“1000 Mirrors”はアイリッシュ・トラッドとダブを掛け合わせたような内容だった。そこでのひんやりとした質感をより堪能したいなら、エイドリアンやゲットー・プリーストも関与した本作を手に取るべき! *柴田

 

THE GO! TEAM 『Rolling Blackouts』 Memphis Industries(2011)

〈ニューレイヴ〉というタームのなかで登場したバンドのなかでも、多国籍グルーヴを生み出すゴー!チームはADFと近いものがあり!……と思ったら、互いにシンパシーを感じていたようで、彼らのプロデューサー、というか、イアン・パートン(リーダー)の兄貴が『Punkara』を手掛けることに!! *柴田

 

ASIAN KUNG-FU GENERATION 『ランドマーク』 キューン(2012)

ミッシェル・ガン・エレファントに憧れて英単語3つのバンド名を付けようとしたところ、偶然ADFに字面が似てしまったアジカン。片や体育会系のミクスチャー・ブレイクビーツ集団、片や文系パワー・ポッパー……音は違うけど、人々に考えることを促すレベルな歌詞は似ていなくもない? *山西

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