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内本順一:前夜祭~Day 1――ヴェテラン勢のステージに感心しつつ……

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2013年08月06日 18:00

更新: 2013年08月06日 18:00

文/内本順一



ヴェテラン勢のステージに感心しつつ……



Stage_3
photo by Go Okuda



7月25日(木)。前夜祭から参加。マイメン・Sちゃんと21時頃に会場入り。〈とりあえずビール!〉と〈WORLD RESTAURANT〉に向かえば、〈RED MARQUEE〉から聴こえてきたのは「あまちゃん」のオープニングテーマ。このうえない出迎え曲だ。こいつぁ前夜から縁起がいいわえ。DJ MAMEZUKA、気の利く男。

続いてイギリスのフェス荒らしバンド、スキニー・リスター。英国フォークとアイリッシュ・フォークとパブ・ソング……わかりやすく言うならマムフォード&サンズやらフロッギング・モリーやらが混ざったようなお祭り音楽か。楽し。ビールが進む。オアシスで2時間ほど呑み、ほろ酔いで帰宿した。

そして7月26日(金)。宿でしっかり「あまちゃん」を観てから、10時半頃に会場入り。今年も清志郎の“田舎へ行こう!”に迎えられてスタートした。この日観たのは以下の通り。

ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA 〈GREEN STEGE〉
TURTLE ISLAND 〈ORANGE COURT〉
ロス・グアンチェス 〈CAFE DE PARIS〉
飛び入りで歌ってたフォークっぽい人 〈BUSKER STOP〉
あがた森魚 〈ORANGE COURT〉
ライ 〈RED MARQUEE〉
ファン 〈GREEN STAGE〉
ローカル・ネイティヴス 〈RED MARQUEE〉
マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン 〈GREEN STAGE〉
ゲイリー・クラークJr. 〈FIELD OF HEAVEN〉
タワー・オブ・パワー 〈ORANGE COURT〉
Char ~Jam Night 〈FIELD OF HEAVEN〉

初っ端、苗場音楽突撃隊の大人数発展形とも言えるROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAが華やかなロッキン・ソウル・レヴューで沸かせた。ホーン隊を目立たせたソウル・アレンジの“バンザイ”も良かったトータス松本、西城秀樹メドレー(“YOUNG MAN”~“情熱の嵐”)で盛り上げた甲本ヒロトと続き、大江慎也がルースターズ“ロージー”を、CHABOがRCサクセション“ブン・ブン・ブン”を歌った。CHABOと梅津和時が絡む様子に込み上げてくるもの、あり。さらにニール・ヤング“Hey Hey My My”のCHABO流日本語詞にジーン……。時間は一気に夜へと飛ぶが、CHABOと言えば〈FIELD OF HEAVEN〉のCharのジャム・セッションでもその存在感が際立っていた。(前の日にパパになったという)佐藤タイジ、奥田民生、KENJI JAMMER、福原美穂、さらには飛び入り参加となったニュー・マスターサウンズのエディ・ロバーツらがCharと出たとこ勝負でセッション(実に2時間半!)。そのなかでも、CHABOとCharの“Jumpin’ Jack Flash”におけるギター合戦はまさにこの日見た稲妻のようで、ビリリと痺れた。



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TOWER OF POWER  photo by Masanori Naruse



白井良明、武川雅寛ら強力メンバーを従えたあがた森魚(名曲“大寒町”で涙腺決壊)、ゴリゴリのファンクとスウィート・ソウルの波状攻撃がジャズ・クラブで演る時以上に効果的だったタワー・オブ・パワー――国内外のヴェテランのステージ運びに特に感心した1日目だったが、そんななかにあって僕的なベスト・アクトはと言うと、2回目の〈フジロック〉出演となったローカル・ネイティヴスだ。ベースが抜けたのにグルーヴは増していて、次は〈GREEN STAGE〉で観てみたいと思ったりも。またゲイリー・クラークJr.は同郷のアルバート・コリンズ曲などをかました後半からジワジワ良くなっていった。ちなみにマイブラは音がちっちゃくて〈どうしちゃったの?〉って感じでした。雨に打たれた疲労で珍しく1時過ぎには帰宿。



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