アシッド・ジャズ
ブルーイのプロデュースするマリオ・ビオンディの力作『Sun』があの時代の要人たちの大集合という体裁になったことで、すわ〈アシッド・ジャズ再興か!?〉という声も聞こえてきた2013年。そこに携わったブランニュー・ヘヴィーズもオマーもコンスタントに作品を出してきてはいたのだが、ブルーイのソロ作も含めてここまでタイミングが合うというのは確かにそういった機運による天の采配だったのかしれない。ただ、生音のブギー〜ディスコやファンクが途絶えず支持されている欧州では、ある意味〈アシッド・ジャズ的〉なものはずっと続いているので、余裕のある人はバー・サンバやキューバン・ブラザーズの力作もチェックしてみてくださいね!
▼関連盤を紹介。
左から、ブランニュー・ヘヴィーズ『Forward』(Heavy Tone/Pヴァイン)、オマー『The Man』(Freestyle)
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