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カテゴリ : スペシャル

掲載: 2014年01月08日 18:01

更新: 2014年01月08日 18:01

ソース: bounce 362号(2013年12月25日発行)

文・ディスクガイド/北爪啓之、吾郎メモ、佐藤一道、柴田かずえ、山口コージー



BLACK SABBATH 『13』 Vertigo/Mercury

メタル界、いや音楽業界全体の話題をさらったのが、35年ぶりにオジー・オズボーンが参加したこの一枚だ! 音も編成もほぼ第1期のシンセ導入前に戻り、日本で実現した〈Ozzfest〉でのライヴも含め、伝説を目撃できた喜びに震えたのは俺だけじゃないだろ! *コージー

 

ASKING ALEXANDRIA 『From Death To Destiny』 Sumerian

デヴィル・ウェアーズ・プラダが数字的にも苦戦を強いられるなか、本作でメタルコア/エレクトロニコア界の天下取りに名乗りを上げた5人組。共演経験のあるCrossfaithもブレイクし、いまようやく勢力地図が塗り替わろうとしているのだ! *コージー

 

FRANZ FERDINAND 『Right Thoughts, Right Words, Right Action』 Domino

〈女の子を踊らせたい〉という結成時の気持ちに立ち返ったことが成功の鍵。ただし初期の音に戻ったわけじゃなく、40代に突入した彼らだからこそのダンディズムに溢れていて、横ノリなサイケ・ディスコなどアダルトなロックが粋だった。*柴田

 

NINE INCH NAILS 『Hesitation Marks』 The Null/Polydor

インダストリアルが注目を集めるなか、タイミング的にもバッチリだったNINの復活。『The Downward Spiral』と同じラッセル・ミルズによるアートワークで原点回帰を示唆しつつ、ダブステップやクリック・ハウスにも接近し、過去と未来を繋いでみせた! *柴田

 

HAIM 『Days Are Gone』 Polydor

アルバム前に〈フジロック〉で来日したことも話題を呼んだカリフォルニアの3姉妹。70sや80sのメジャーなポップス作法に、90sのR&B色を加味した音楽性が鮮烈で、全英1位も納得の結果だ。マジョリティーな視点による温故知新は、2013年の秘かなキーワードかも! *北爪

 

ARCTIC MONKEYS 『AM』 Domino

5作目にして、何というか風格が増したな。疾走感が顕著だった初期に比べてじっくりとソングライティングに向き合い、こんなにも成熟した傑作を生み出すとは。UKのみならず、多くの国でチャートの首位に立ち、まさに2013年を象徴する一枚と言えるだろう。*吾郎

 

THE 1975 『The 1975』 Polydor

2013年にデビューしたUKのバンドのなかでもキャッチーさはピカイチ! 〈ニュー・スクールなR&Bロック〉を標榜し、見事に全英1位を獲得しました。内容の薄い歌詞も好感度大で、ポスト・マルーン5の座はもらったも同然! 今後ワールドワイドな活躍に期待したいところですね。*柴田

 

KORN 『The Paradigm Shift』 Prospect Park/Caroline

ハリウッド・アンデッドらによってニュー・メタル復権の気運が高まるなか、一時はダブステップ化して往年のファンを困らせたコーンもオリジナル・メンバーのヘッドが戻ってBack To 90s! あとはリンプ・ビズキットのキャッシュ・マネー移籍作だな! *コージー

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