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カテゴリ : スペシャル

掲載: 2014年01月08日 18:01

更新: 2014年01月08日 18:01

ソース: bounce 362号(2013年12月25日発行)

文・ディスクガイド/赤瀧洋二、桑原シロー、山西絵美



一般社会で考えると、そろそろ第二の人生を送ってもいい世代の活躍が目立ったロック・シーン。下掲の方々以外にも、〈ベルリン3部作〉を過去に流して明日へと歩を進めたデヴィッド・ボウイ、クレイジー・ホースを連れて久しぶりに情熱的な長尺ギター・ソロをカマしたニール・ヤング、『Raw Power』期のギタリストと共にストゥージズを再編してロックンロール/ガレージ回帰したイギー・ポップらが、高齢化を嘆く隙などまったく与えない現役感で、リスナーを圧倒してくれました。そして、お次は年明けにブルース・スプリングスティーンの新作が!! *山西



ERIC CLAPTON 『Old Sock』 Bushbranch

JJ・ケイルやニッカ・コスタの書き下ろし曲などを盛り込みながら久しぶりにレゲエやカントリーも披露し、ソロ・キャリアを総括したような雰囲気の一枚。70歳を迎える2015年にはツアー引退を宣言したが、いやいや、この人なら生涯現役を貫けるでしょ! *赤瀧

 

ROD STEWART 『Time』 Verve

21世紀はポピュラー歌手の道をまっしぐらか?と思っていたら、こんな嬉しい裏切りが。15年ぶりに曲作りにも挑戦した本作は、70sテイスト満点のフォーキー・チューンやトム・ウェイツのカヴァーなど、稀代のロック・シンガーの十八番だらけだった。〈おかえり〉と言わせてくれ。*桑原

 

VAN DYKE PARKS 『Songs Cycled』 Bananastan/V4

2013年は巨匠のソロ名義作が23年ぶりに、しかも2枚も届いた年としてポップス・フリークに記憶されるだろう。ここでも独特の揺らぎが魅力の風雅なオーケストラル・ポップが満載。長生きしてもらい、ひとつでも多くの楽曲を残してほしいと切に思う。*桑原

 

ELTON JOHN 『The Diving Board』 Mercury

フォール・アウト・ボーイと共演するなど、軽いフットワークで若者ウケも良好だった御大。ラファエル・サディークが全面参加した本作では初期作品を思わせるミディアム・テンポのロックンロールも披露し、ソロとして37年ぶりに全米アルバム・チャートTOP5入り! *赤瀧

 

PAUL McCARTNEY 『New』 Hear Music

過去最高とも言える盛り上がりを見せたポールの来日ツアー。70代とは思えぬ舞台上での迫力とお茶目な笑顔は、マーク・ロンソンほか売れっ子クリエイターを迎えた6年ぶりとなるこのおニューなアルバムでも確認できた。ビートがビンビンに効いたロック曲が最高だったぜ! *桑原

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