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James Taylor(ジェイムス・テイラー)、70年代〈Warner〉期を総括した6枚組CD BOX

James Taylor(ジェイムス・テイラー)

1968年にアップル・レコーズと契約/デビュー、70年にWarner Bros. Recordsに移籍して以降、「Fire and Rain」や「You've Got a Friend」、「Carolina in My Mind」、「Sweet Baby James」など数々の名曲を世界に届けてきた、USの国民的アーティストにして全世界の音楽ファンを魅了し続ける代表的シンガー・ソングライター、ジェイムス・テイラー。

現在まで全世界でのアルバム・セールスは実に1億万枚を超え、5度のグラミー賞受賞、そしてロックの殿堂並びにソングライターの殿堂入りも果たす伝説的アーティストが、1970年から1976年までの間にWarner Bros. Recordsより発表した全6枚のアルバムに全て最新リマスターが施され、今回豪華6枚組CDボックス・セットと6枚組180グラム重量盤アナログ・ボックス・セットとなってリリースされることになった!

今回のボックス・セットのリリースにあたり、リマスター作業を監修したのは、ジェイムス・テイラーのアップル・レコーズとの契約を結び、その後マネージャーとして25年間ジェイムスと共に活動し、初期作品ではプロデューサーとしても彼の作品に携わってきた、ピーター・アッシャー。このボックス・セットのライナーノーツで、彼は今回のリマスターに関してこうコメントを残している。
「数十年が過ぎた今こうしてこのアルバムたちと再び対峙するというのは非常に啓示的で、同時にノスタルジックでもあり、そして非常にエキサイティングな作業だった。もちろん今までも彼の作品を何度となく、いろんな所で、ちょこっとづつ聴いてはいたのだが、ここまで集中して、邪魔される事なく、それぞれの作品のオリジナル・テープを詳細にわたりじっくりと耳を傾けられたというのは、贅沢この上ない作業だったよ」

色褪せることのない魅力をまとった彼の作品達が、最新リマスター音源となってさらなる輝きを放つこととなるこのボックス・セットは、音楽史を語る上でも非常に重要な目録的作品となるのだ。

 

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収録作品
【SWEET BABY JAMES / スウィート・ベイビー・ジェイムス】(1970年作品)
1968年にアップル・レコーズよりデビューした後、新たにWarner Bros. Recordsと契約を交わし、1970年2月に発表した移籍第一弾作品。全米チャートで3位を記録し、当時全米で盛り上がりを見せていたシンガー・ソングライター・ムーヴメントを牽引することとなったアルバムの一つとしても知られている。71年のグラミー賞では「アルバム・オブ・ザ・イヤー」のノミネートされた今作には、こちらも全米3位を記録し、彼の最初のヒット曲となった「Fire And Rain」や「Sweet Baby James」といったヒット曲を収録。

【MUD SLIDE SLIM AND THE BLUE HORIZON / マッド・スライド・スリム】(1971年作品)
前作で音楽ファンに愛される存在となった彼が1971年3月に発表した、通算3作目となるアルバム。キャロル・キングの「You've Got A Friend(邦題: きみの友だち)」という彼にとって唯一の全米No. 1ソングを収録したこの作品は、全米チャート2位を記録した。ちなみにその時の1位は、キャロル・キングの『TAPESTRY』だった。グラミー賞「男性ベスト・ポップ・ボーカル・パフォーマンス」部門を受賞した「You've Got A Friend」の他、「Long Ago and Far Away」や「You Can Close Your Eyes」といったヒット曲を収録。

【ONE MAN DOG / ワン・マン・ドッグ】(1972年作品)
1972年11月にリリースされた、通算4作目となるアルバム。ジェイムスの自宅スタジオでベーシック・トラックがレコーディングされた今作は、18曲の小曲たちが見事に織り上げられた、世界中の絶大な共感と支持を得る傑作だ。全米チャート4位を記録した今作には、「Don't Let Me Be Lonely Tonight(邦題: 寂しい夜)」や、「One Man Parade」といった名曲を収録。

【WALKING MAN / ウォーキング・マン】(1974年作品)
優しく響くアコースティック・サウンドに都会的なセンスを加えた、エヴァー・グリーンな輝きを持つこのアルバムは、1974年6月にリリースされた通算5作目となる作品だ。全米チャート13位を記録した今作には、ポール&リンダ・マッカートニーやカーリー・サイモン、ブレッカー・ブラザーズといった錚々たるアーティスト達がゲスト出演している。「Walking Man」や「Hello Old Friend」、ポール&リンダ・マッカートニーが参加した「Rock 'n' Roll Music Is Now」などを収録。

【GORILLA / ゴリラ】(1975年作品)
アメリカン・ロック・シーンに揺ぎ無い地位を確立した、彼のヒューマンな魅力がいっぱいのこの作品は、1975年5月にリリースされた通算6作目となるアルバムだ。前作でみせた都会的なアプローチをとらえた今作には、当時のパートナーであったカーリー・サイモンとのデュエットがたまらない大ヒット曲「How Sweet It Is (To Be Loved By You)(邦題: 君の愛に包まれて)」の他、「Mexico」や「You Make It Easy」などを収録。

【IN THE POCKET / イン・ザ・ポケット】(1976年作品)
ポップなセンスにR&Bのフレイバーを加え、より幅広い音楽性を羽ばたかせた、1976年6月発表の通算7作目となる今作は、Warner Bros.からの最後の作品となったアルバムだ。アート・ガーファンクルやスティーヴィー・ワンダー、デイヴィッド・クロスビー、リンダ・ロンシュタットなど多くの仲間や友人が参加した、メロディアスな洗練された作品となっている。カーリー・サイモンとのハーモニーが魅力の「Shower The People」や、スティーヴィー・ワンダーをフィーチャーした「Don't Be Sad 'Cause Your Sun Is Down」、アート・ガーファンクルとのデュエット曲「A Junkie's Lament」などを収録。

タグ : SSW シンガーソングライター

掲載: 2019年07月01日 13:47