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The Offering(ジ・オファリング)が〈Century Media〉よりデビュー・アルバム『Home』をリリース

The Offering(ジ・オファリング)『Home』

米国ボストン発。THE OFFERING(ジ・オファリング)は2015年に結成された正統派パワー・メタルバンドだ。2015年の結成当初はツインギターを擁する5人編成だったが、2018年からはAlexander Richichi(Vocal)、Nishad George(Guitar)、 Spencer Metela(Bass)、Steve Finn (Drums)の4人で活動している。

今回リリースされるアルバム『HOME』は、前作『The Offering -EP』(2017年)と比較するとモダン・メタルの要素を大胆に取り込んだ作品だ。特筆すべき点は、ARCH ENEMY、IN FLAMESの"ヨーテボリ・サウンド"や、ARCHITECTS、BRING ME THE HORIZONなどのモダンなメタル・サウンドを創出したFredrik Nordstromをエンジニアとマスタリング・エンジニアに迎え、重厚なサウンドを手に入れた点である。そのFredrikが"これまで仕事をしてきた中で最高にクレイジーな音だ!"と言わしめた今作は、メタルファンであるならば必聴の内容だ。

さらにレコーディングは、PANTERA、DEFTONESなどが名盤を世に送り出したCarriage House Studiosを使用している。今作のプロデューサーは、バンドのギタリストのNishad GeorgeがEPに続いて担当。バークリー音楽大学を卒業後にソロ作品『Indivisible Devils』(2015)を発表したNishadは、新世代のギターヒーローと称される注目の存在である。MVが公開された「Ultraviolence」や多数の楽曲に散りばめられた彼のタッピング、アーミングを駆使したトリッキーでアグレッシヴなギター・プレイは後世に語り継がれるものになるだろう。

ドラマティックに複雑に大展開していく「Failure (S.O.S)」では、聴いた者が思わず息をのむ表現力豊かなAlexanderの熟練した歌声、そしてバンドの卓越したテクニックが堪能できる。さらに、「Ultraviolence」や「A Dance With Diana」のリフからは2000年代のメタルシーンを代表するSlipknotの面影を感じさせるなど実に頼もしい内容だ。クラシックとモダンを兼ね備え、ジャンルをも超越したTHE OFFERINGのデビュー作『HOME』は、2019年下半期のモダン・メタルシーンに激震を起こし、メタル新時代の幕開けを告げる作品となる。

 

【収録曲】
1. Waste Away
2. Lovesick
3. Ultraviolence
4. A Dance with Diana
5. Failure (S.O.S)
6. Hysteria
7. Glory
8. Home
9. Violets

The Offering(ジ・オファリング)

HARD ROCK/HEAVY METAL

掲載: 2019年08月14日 13:40