インタビュー

ストレイテナーの課外活動と、彼らを取り巻く愉快な仲間たち

FULLARMOR 『CATARACT』 Lion5(2008)
ホリエアツシとベースの日向秀和を擁するインスト・バンド。ここではホリエがシンセを、日向がベース/ギターを担当し、他にもう1人のベーシスト・井澤惇とドラマーの大喜多崇規という編成です。静かに気分を昂ぶらせるエモーショナルな楽曲を揃え、プレイヤーとしての彼らの特性が味わえます。

LITE 『Phantasia』 DAIZAWA(2008)
↑の井澤も一員のLITEは、2007年のテナーのツアーに帯同。気付いたら息するの忘れてたわ、ってほどの緊張感と驚きのテクを見せつけるプレイに、テナー・ファンもきっと目を丸くしたはず! ライヴでのメンズ率は85%(目算)な印象の彼らでしたが、これで女子も増えた……はず!

THE PREDATORS 『牙をみせろ』 DELICIOUS(2008)
こちらはドラマーのナカヤマシンペイが所属するバンド。山中さわお(the pillows)、JIRO(GLAY)の3人でグランジ……というか驚くほどニルヴァーナな曲をやったりして、その確信犯的な楽しさに満ちた音からは、ロック少年の気持ちでおもしろがるお三方の嬉々とした表情が浮かびます。

ABSTRACT MASH 『ALL MY LIFE』 LilBallet(2009)
日向が新たに参加したNothing's Carved In StoneはELLEGARDEN生方真一の率いる新バンドですが、そこでヴォーカル/ギターがこのABSTRACT MASHのフロントマン、村松拓なのです。いま話題のバンドへの大抜擢で、アブもさらに注目されそう!

toe 『the book about my idle plot on a vague anxiety』 CATUNE(2005)
2007年に始まったテナー企画〈BROKEN SCENE〉の第1回に登場した彼ら。FULLARMORのサウンドにも繋がる、淡々として滑らかなアンサンブルが徐々にテンションを上げる様子は快感です。インスト・ロックの醍醐味が詰まってます。

wooderd chiarie 『シンボリック・エレファント』 Penguinmarket/YOUTH(2008)
ホリエが絶賛していることでも知られ、昨年のFULLARMORのツアーや2月に行われたテナー企画にもお呼ばれしている彼ら。フワ~っとしたファンタスティックなサウンドはテナーの“Lightning”に通じるものが。でも〈ウッチャリ〉って略し方は考え直したいですね。

BlieAN 『so what?』 Graveyard/Zealot(2009)
こちらも↑のウッチーと同じく2月のテナー企画で共演。ホリエ&ナカヤマ組と同じ長崎出身で、ガレージ・ロックとハードコアの合いの子を感じさせるしっかりとしたボトムとスピード感たっぷりの音には、九州男児らしい逞しさ(イメージ)が。相当カッコイイです!

OGRE YOU ASSHOLE 『しらないあいずしらせる子』  OYA/UKプロジェクト(2008)
先日〈ダイノジロックフェス〉でテナーと共演したオウガのギター/ヴォーカル=出戸学はホリエと顔が似てます。さらに髪型(前髪の流れ具合)も似てるから、遠くから見たらどっちかわからないかも!? 歌声から窺える2人の声質もどことなく……それは言いすぎました。すみません。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2009年03月12日 00:00

更新: 2009年03月12日 17:52

ソース: 『bounce』 307号(2009/2/25)

文/加藤 直子

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