満島ひかり＆又吉直樹、回文物語集「軽いノリノリのイルカ」発売決定

Photo/Masafumi Sanai

満島ひかりと又吉直樹による、雑誌「GINZA」の連載をまとめた書籍「軽いノリノリのイルカ」が発売される。

上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる「回文」。ある時期から回文に目覚めたという満島が生み出すのは、30音を軽く超える長さといいポエティックな内容といい、驚きの作品ばかり。又吉に、その回文をお題として投げ掛け、文字数の制限もなく自由に発想するショート・ストーリーを毎月編み出してもらうと同時に、同じ回文から想起する写真作品をフォトグラファーから提供してもらい、合わせて掲載した雑誌連載「まさかさかさま」。

その全30回ぶんをまとめた本書は、回文／ストーリー／写真による、互いの意図を超えた思いがけないコラボレーションも見どころだ。書籍化にあたり、新規回文とストーリーを11組も追加。立場を逆転し又吉が考えた回文に、満島がひと言添えるセットも実現した。

鏡合わせに、予期せぬ言葉が生まれる回文。ポエムみたいなお告げみたいな意味のあるような無いような、謎の魅力で溢れています

―― 満島ひかり

理屈に捉われることなく、純粋に楽しんで書けたことが、なにより幸せでした

―― 又吉直樹

ふたりの天才の言葉遊びを、カラフルにグラフィカルに楽しめる、ファン必読の仕上がりになっている。

▼書籍情報
又吉直樹、満島ひかり
「軽いノリノリのイルカ」