【TOWER RECORDS 2006 年間 TOP 40 SELLERS】邦楽総合チャート35位
【TOWER RECORDS 2006 年間 TOP 40 SELLERS】J-INDIESチャート4位
ミュージシャンズ・ミュージシャンズと呼ばれ、リスナー、音楽関係者から多大な評価を得た1stアルバム『K.AND HIS BIKE』。世間の注目を一斉に浴び、安易にジャンル分けすることが不可能なほど完全なるオリジナリティーを確立した2ndアルバム『quake and brook』。そして待望の3rdアルバム『alfred and cavity』をここに完成させたthe band apart。バンド・サウンドの成熟は勿論のこと、体が自然と反応する爽快なグルーヴ、クオリティーの高さを存分に発揮したロック的なアプローチ、80年代を彷彿させるどこか懐かしい雰囲気のある温かいサウンド、聴き手の琴線を刺激するメロディー・・・全てにおいて溢れ出す才能と、卓越したセンスを感じさせる。より一層幅広い音楽ファンに受け入れられるであろう、問答無用の最高傑作となっております!全12曲に加え、CD EXTRAでPVを収録!
タワーレコード(2009/04/08)
the band apartの音を構成する要素を語る際に用いられる、ジャズやフュージョン、ボサノヴァといったキーワード。ロックをベースに繰り広げられるそういった音風景の共演は、斬新で贅沢で、ほかとは比べようのない繊細な昂揚感を生み出してきた。前作『quake and brook』では、次から次へと表情を変える旋律やリズムの鮮やかさが印象的だったが、3枚目のアルバムとなる本作では、そこに抜群の運動神経をプラス。あれこれ分析するよりも前に、身体ごと揺さぶられるようなダイナミズムにまず圧倒されてしまうほどの、力強いサウンドが堂々と鳴らされている。彼らのライヴで体感する蒼い熱のような感覚は、情熱的なバンド・アンサンブルとなって五感を直撃。PSYCHEDELIX時代のCharを彷彿とさせるような空気感もあり、プレイヤーとしての成熟も存分に反映された傑作に仕上がっている。
bounce (C)山田 邦子
タワーレコード(2006年10月号掲載 (P84))