UKの強力新人バンド、The xx(ザ・エックス・エックス)誕生!元々ロンドンのエリオット・スクールで知り合った4人のキッズたちにより2005年に結成、Romy Madley Croft(リード・ヴォーカル&ギター)、Oliver Sim(リード・ヴォーカル、ベース)、Baria Qureshi(キーボード、ギター)そしてJamie Smith(ビート、サンプル)という4人はいわゆるサウス・ウェスト・ロンドンの音楽-ダブ・ステップ、の洗礼を受けながらそれぞれにユニークでアカデミックな音楽的素地を培っていった。そしてついにヤング・タークスというXL傘下で、エッジーな音楽を発信し続けるレーベルからついにデビュー!いわゆる新人にありがちな大物プロデューサーを起用することをせず、代わりにジェイミーがプロデューサーの役割を果たした。中でもヴォーカルのかけあいは素晴らしく、それらはソングライターでもありベスト・フレンズでもあるロミーとオリヴァーが彼らのベッドルームでビートとギターを弾く音に囲まれながら作り上げていったものだった。今UKで最もオリジナルでありながらも至高のポップが完成した。
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タワーレコード
Observer Music Monthly - "There is a lightness of touch at play that gives the XX a sophistication beyond their years"
Rovi
地元ウェスト・ロンドンのダブ・ステップ・シーンに強く感銘を受けたという若きロック・バンドが、ポスト・パンクのオリジナル世代が抱えていた悲観的で退廃的なムードを纏ってXL傘下のレーベルからデビュー。まるでヤング・マーブル・ジャイアンツとマッシヴ・アタックが合体したようなサウンドで……ってなんじゃそりゃ? 最低限の音数で紡がれるメランコリックな世界観には、危険な魔力と中毒性があるんです!
bounce (C)冨田明宏
タワーレコード(vol.313(2009年08月25日発行号)掲載)