90年代テクノ~ハウスの快楽的グルーヴと美メロの素晴らしき融合!<R&S>からの注目の2人組がデビュー。アニコレのパンダ・ベアの歌声と心地良いサイケ具合に痺れる(4)、ローレル・ヘイローの声とシンセがインナー・トリップへと誘う(5)や、フロアライクで<100% Slik>とも共振する(3)(7)(10)かのようなトラックまでも収録。途中で聴き止める事ができない流麗な一枚。
タワーレコード(2012/08/14)
2010年に<MEROK>からりリースされたアルバム『7AM』が、そのドリーミーなサウンドスケープとバレアリック・ハウスでチルウェーブ~グローファイとニュー・ディスコ・シーンで絶賛されたNYで活動するローガン・タカハシとニック・ウェイスの二人によるプロジェクト、ティーンガール・ファンタジーがなんと、UKテクノ/ベース・シーンの最重要レーベル<R&S>からアルバムリリース!NYにおいて、彼らはローレル・ヘイローやブロンズといったチルウェーブ~グローファイ~ウィッチ・ハウス以降のサイケデリックでドリーミーなシンセ・サウンドとアナログ感覚に溢れた初期テクノやハウス を融合させた独特のダンス・ミュージックを形成していった。その制作スタイルは、部屋でコンピューターをいじくり回すのではなく、アナログ機材を操作して生み出して行くというパンクのDIY精神を反映させた、いかにもNYらしいスタイルなのである。本作では、90年代初期のテクノ・サウンド にインディー・ダンスやポップ・ミュージック、R&Bの影響を反映させている実に大胆で、美しく、生き生きとしたアルバムに仕上がっている。また、ボーカリストとしてローレル・ヘイロー、ロマンソニー、パンダ・ベア、Kelelaといった個性的な面々が参加しており、アルバムに一癖与えている。アルバムは絹織物のように丁寧に仕立て上げられ、メロディ、曲構成、プロダクションと全てが恍惚となるように流麗だ。一度聴き始めたら、決して途中で止めることができない恐ろしいアルバムである。
DIS
発売・販売元 提供資料(2012/07/24)