オルタナティヴ・ロックバンド、ナンバーガールのデビュー15周年(2014年時)企画第2弾。本作は、最後のスタジオ・アルバムとなったサード・アルバム。再度デイヴ・フリッドマンと手を組み、これまでの鋭角サウンドにプラスして祭囃子的ビートやダブなどのアプローチでバンドの新しい方向性・新機軸を打ち出した作品。 (C)RS
JMD(2014/04/16)
ナンバーガール最後のスタジオ・アルバムとなった3rdアルバム。再度デイヴ・フリッドマンと手を組み、今までの鋭角サウンドにプラスして祭囃子的ビートやダブなどのアプローチでバンドの新しい方向性・新機軸を打ち出した。各フェスでも引っ張りだことなり、その後の活躍が期待される中、同年11月に惜しまれながらも解散。<ナンバーガール15周年企画>として、ナンバーガールの盟友であるデイヴ・フリッドマンがリマスタリング。リリース当時に行われた未発表ライヴ音源をDisc2に収録(こちらもマスタリングはデイヴ・フリッドマン)。当時のナンバーガールのスタジオ音源&ライヴ会場の空気感が最新の技術で蘇える!
ユニバーサル
発売・販売元 提供資料(2014/04/14)
これ聴いて真っ先にエンケンこと遠藤賢司が頭に浮かんだんですね。それは、表現の強度やら日本的佇まいやらパンク/ニューウェイヴ的芳香やらなんやらで名盤『東京ワッショイ』を彷彿とさせるという以上に、ナンバーガールがエンケンの提唱する〈純音楽〉の境地に到達していたからで。〈純音楽〉、すなわち〈自分自身の言葉とリズムで表現する〉音楽。海の向こうがどうこうよりもまずはオノレの音楽を鳴らせ!ということです。エンケン、町田町蔵、あとは、えーと……かように〈純音楽〉はその担い手が非常に希少。時代ズレすることのないバンドのチャームを余すとこなく引き出したデイヴ・フリッドマンのプロダクションもさることながら、全体的に向上した演奏の色気を聴け・オア・ダイ。ギャオーン!と生まれたロックンロールはこんな大変なことになってますよエルヴィスさん。
bounce (C)フミ・ヤマウチ
タワーレコード(2002年05月号掲載 (P81))