ASIAN KUNG-FU GENERATIONによる2年8カ月ぶりのアルバム。米ロサンゼルスにあるフー・ファイターズのプライベートスタジオ"Studio 606"にて全曲レコーディングされたサウンドは、2015年に鳴らすに相応しいラウドかつヘヴィーで重厚な音像。これぞ彼らにしか鳴らし得ない"王道"のロックと言うべき、アジカンのニューモードの全てがここに。TBS・MBS系深夜ドラマ『REPLAY&DESTROY』主題歌「Planet of The Apes/猿の惑星」他を収録。 (C)RS
JMD(2015/06/06)
ASIAN KUNG-FU GENERATIONによる2年8ヶ月振りとなる待望のニュー・アルバム『Wonder Future』は、アメリカ・ロサンゼルスにあるフー・ファイターズのプライベートスタジオ「Studio 606」にて全曲レコーディングされ、これまで以上に刺激的で意欲的な内容になっている。世界的ロック・バンドのベース・ステーションとも言えるスタジオで収録されたサウンドは、まさにASIAN KUNG-FU GENERATIONが2015年に鳴らすに相応しいラウドかつヘヴィーで重厚な音像。これぞ彼らにしか鳴らし得ない"王道"のロックと呼ぶに相応しい。ロックが持つタフな自由さ、そして高揚感を誘うダイナミズム、さらに時に直接的に時に示唆的にリスナーに届けられるメッセージが三位一体となって新たなステージに昇華したASIAN KUNG-FU GENERATIONのニューモードの全てがここにある。すでに"クラシック"入りが約束された新しいロックのスタンダード。避けては通れないマスターピース。
SONY
発売・販売元 提供資料(2015/03/30)
前作以降はセルフ・カヴァー集や編集盤が続いたが、いよいよオリジナル・アルバムが完成。LAにあるフー・ファイターズのスタジオでレコーディングされた本作は、ヘヴィーでパワフルな音の鳴りも魅力の、ストレートでシンプルな原点回帰的と言える作風だ。社会の不穏さと、それでも不撓不屈の精神を映す詞も彼ららしい。前回同様、全員での共作曲が数曲あり、特にフィナーレを飾る"オペラグラス"に胸がすく。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.379(2015年5月25日発行号)掲載)