爽やかで軽やかなギター・ポップを奏でる現在22歳のUKシンガーソングライター、TEN TONNES。どこかまだあどけなさが残る童顔の"ものすごくシャイ"な青年、イーサン・バーネットのソロ・プロジェクトである。2016年に自主制作でリリースした3曲入りEP『LUCY』で注目を集め始めた彼は翌年にワーナーUKと契約。シングル「Born To Me」、「Cracks Between Me」や「Better Than Me」を次々とリリースし、レディングやリーズ・フェスティヴァルにも出演を果たしている。UKではYouTubeの"Ones To Watch 2019 (2019年注目のアーティスト)"プレイリストや、BBCのRadio1、Radio2、6MusicそれぞれでDJ達から高い支持を集める、期待のポップ・シンガーソングライターが、待望のフル・アルバムをリリース。TEN TONNESのセルフ・タイトルのデビュー・アルバム。収録されている楽曲は、彼が注目を集めるようになったファンお馴染みのシングルに新曲を加えた、2019年注目のシンガーソングライターを知る上では最高の1枚である。プロデュースを手掛けるのは、THE MACCABEESのHugo White、そしてWOLF ALICE、THE KILLERS、LIAM GALLAGHERなどで知られるDan Gretch。異なるアプローチを持つ二人は、曲と曲の間に自由な流れを作りながら、TEN TONNESのライヴが持つ疾走感あるパワーも捉え、アーティストのポテンシャルを最大限に引き出すことに成功した。HugoはバックメンバーにTHE MACCABEESのバンドメイトであったRupert Shepherd(ベース)とSam Doyle(ドラムス)を迎え、TEN TONNESことイーサンに可能な限りワン・ライヴ・テイクで収録するように促した。その一方でDanはTEN TONNESのレコーディングしたものを出来るだけタイトに仕上げる作業に集中したという。またソングライティングの面では共作者としてCrispin Hunt(Florence+The Machines、Jake Bugg、Lana Del Reyなど)とLuke Potashnick(Charlie Puth、James Bluntなど)が参加している。「こうした人たちと一緒に仕事をする機会いを得て、さらに彼らを友人や同僚と呼べるなんて驚きだよ」そう語るのはTEN TONNES本人。「僕の唯一の目標はアルバムを出すことだったから、それが今実現しようとしているのがヘンな気分だよ。超最高にハッピーだし、早く実物を手にしたくてしょうがないんだ」ちょっとした皮肉が効いている歌詞に高揚感のあるポップ・ロックがマッチアップした「Better Than Me」から、大声で一緒に歌いたくなるようなコーラス・パートのポップ・アンセム「G.I.V.E」、爽やかな軽やかさがあるインディー・ポップ・ナンバー「Lucy」まで、インディー・ポップやガレージ・ロック・リヴァイバル、さらには彼が影響を受けたというエルヴィス・コステロやスミスなどのUKポップ、UKロックのエッセンスがあちこちに散りばめられた、心地よいギター・ポップがあふれている。しかし、TEN TONNESにとってはどんなレッテルを貼られようと気にしていないらしい。「だってどれも音楽には違いないよね?」そう彼は解説するのだ。「みんなクールだとかクールじゃないとか話しているけど、そんなことを言っている意味が分からないんだ。大体、それ意味あるの?ってね」 2019年期待のニューカマー、TEN TONNES。自身の音楽をとことん突き詰めた彼のデビュー・アルバム、UKロック、UKポップ・ファンなだ是非ともチェックして欲しい作品である。
発売・販売元 提供資料(2019/04/19)
Ten Tonnes, aka Ethan Barnett, presents his self-titled debut. The 12-track album features the previously released singles "Cracks Between," "Lay It on Me," and "G.I.V.E." Ten Tonnes also includes tracks co-written with Kaiser Chief's Nick Hodgson and Longpigs' Crispin Hunt.|
Rovi