フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年01月23日 |
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規格品番 |
PROC-2194 |
レーベル |
|
SKU |
4988031319185 |
※限定盤。世界初SA-CD化
※SA-CDハイブリッド盤
※2018年最新マスタリング音源使用(独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしSA-CD層用にDSD変換。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレットに他のジャケットも掲載)
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※解説:山崎浩太郎氏(新規序文解説)他
2017年11月リリースの「第九」(PROC2104)に続き、フリッチャイ&ベルリン・フィルのベートーヴェン2曲を世界初SA-CD化で復刻。ベルリン・フィルとの最後のセッションとなった「運命」と、1960年収録の「第7番」は、数多いこれらの曲の録音の中でも群を抜いて輝いている名盤中の名盤です。翌年開場予定のベルリン・ドイツ・オペラの音楽総監督として新たな一歩を踏み出そうとした1960年10月録音の第7番は、最初の一音からその生き生きとした表情に圧倒されます。落ち着いたテンポで堂々と進行し、フリッチャイの確固たる解釈は曖昧さや表現の弱さを微塵も感じさせません。意思の強さを聴く者に強烈に感じさせる荘厳で格式の高いこの演奏はフリッチャイならではであり、これほど強固な推進力を感じさせる「第7番」は他にはそうないでしょう。重さと軽さが同居したかのような、矛盾したなかに特別なシンパシーを感じさせる一種独特な演奏です。ある意味クライバーの対極にあるとも言え、未だに人気があるのも頷けます。
そして、最後に指揮活動を断念する直前の録音である1961年9月録音の第5番は、この曲の屈指の名演のひとつとしてリリース以来大きな評価を得てきました。フリッチャイは闘病後、自身の演奏をより生命力のある表現にまで高めていきました。その中には、自身の尊厳と内心への鼓舞、そして諦観も表れていますが、この「第5番」ではそのバランスが崩れ、珍しく感傷的なまでの内面を覗き見ることができます。テンポはかなり遅いながらも異様なまでの緊張感が持続し、最後には豪快なまでに解放される様は圧巻です。ベルリン・フィルの反応も見事で、両者の一世一代とも言える演奏がこれでもかと迫ってきます。元々の録音も素晴らしく、今回の復刻でより一層細部の動きがわかるようになりました。尚、「第九」を含むフリッチャイとベルリン・フィルのベートーヴェンは、タワー企画盤として2013年にオリジナルのアナログ・マスターテープから高品位(192kHz/24bit)でデジタル化を行い、4枚組CDで復刻済ですが(PROC1263、今回の世界初SA-CD化では、その時の細かなニュアンスを感じ取ることができるCD音質をも上回り、さらに一歩踏み込んだ良質な演奏をお楽しみいただけます。(1/2)
このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、山崎浩太郎氏による新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第15弾は、計2タイトルを発売いたします。(2/2)
構成数 | 1枚
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67 《運命》
2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92
【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
【録音】
1960年10月3-5日(2)、1961年9月25、26日(1)
ベルリン、イエス・キリスト教会
【原盤】
Deutsche Grammophon
【Remaster】
DSD Remastered by Emil Berliner Studios, 11/ 2018 2018年に16chの本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより新規で2chにミキシング後、2018年最新リマスタリング
【Original Recordings】
Recording Producer: Otto Gerdes、Balance Engineer: Gunter Hermanns、Balance Engineer: Werner Wolf、Editor: Rolf Peter Schroede
【First LP Release】
138 757 (Beethoven: Symphony No. 7), 138 813 (Beethoven: Symphony No. 5)
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1.[SACDハイブリッド]
どちらの曲も堂々たるテンポと音響構築で立派なベートーヴェン。昔クラシックなど何も知らない時にイメージしていたベートーヴェン像そのもののような気がします。形を変え刺激的で斬新なサウンドと解釈が横行するいま、私の耳もそんな演奏に慣らされてしまいましたが、やっぱりこっちがいいと素直に思います。
凄い演奏です。特に運命が印象的です。クライバーの運命も好きですが、これは別格です。
ベルリンフィルも凄い演奏をしています。ステレオで残されたのが奇跡かもしれません。
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