フォーマット |
Blu-ray Disc |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
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発売日 |
2020年10月02日 |
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規格品番 |
SIXP-40 |
レーベル |
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SKU |
4547366452839 |
"ピンク・フロイドの頭脳"=ロジャー・ウォーターズ
全世界で230万人を動員した「史上最高のコンサート」の一つとも呼ばれる驚異のライヴが商品化!
光の洪水、アリーナを分断する壁か築かれ、発電所、空飛ぶトランプ豚、ピラミッドが出現!
ピンク・フロイドの伝説の創始者ロジャー・ウォーターズが2017年から2018年にかけて開催した、全世界で230万人を動員した「史上最高のコンサート」の一つとも呼ばれた歴史的ライヴ『US + THEM』がBlu-ray・DVD・CD・LPとして商品化されることが決定した。
本作は2019年10~11月にかけて世界各所で一夜限りの映画上映も行われたが、今回発売されるBlu-ray・DVDには映画版には収録されていなかった「コンフォタブリー・ナム」「スメル・ザ・ローゼス」のライヴ映像2曲、そして、ツアーの舞台裏をとらえたドキュメンタリー形式のショート・フィルム『ア・フリーティング・グリンプス』がボーナス映像として追加収録される。
『US+THEM』ツアーはロジャー・ウォーターズが『死滅遊戯』以来25年ぶりとなる新作『イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?』に伴う大規模ワールド・ツアーで、2017年5月26日米カンザスシティよりスタート、2018年12月まで約1年半に渡って行われたワールド・ツアー。北米、オーストラリア、ニュージーランド、欧州、ロシア、南米、中南米を廻り全156回、230万人の動員を記録。ツアー・タイトルはピンク・フロイドが1973年に発表したアルバム『狂気(The Dark Side of the Moon)』の収録曲でもあり、ツアーでも演奏され本作にも収録されている。
このツアーが「史上最高のコンサート」の一つと呼ばれる所以となっているのが、最先端かつ革新的なテクノロジーを駆使した、史上最高峰のクォリティのコンサート演出。目も眩む光の洪水と圧倒的な映像美、コンサートの常識を覆すようなセットとともに、ピンク・フロイドの伝説的名盤『狂気』『ザ・ウォール』『アニマルズ』『炎~あなたがここにいてほしい』の名曲の数々、強力なメッセージを込めた最新作『イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?』からの楽曲が立体音響で奏でられ、息をのむような視覚的・聴覚的・感覚的体験の相乗効果が五感を刺激し、観るもの全てに強烈な衝撃と感動を与える。(1/2)
このスクリーン自体も徐々に変化し、動き出し、形を変え、美しい光で会場中を包み込むと、突然スクリーンが消え、アリーナ前方の観客の上部に『狂気』のアートワークを彷彿とさせる、7色のレーザー光線が作り上げるピラミッドのようなトライアングルが浮かび上がる。
コンサート・ビジネス、演出効果の概念が変わってしまうかもしれないと思えるほどの、伝説のピンク・フロイドのコンサートを更に進化させた、究極の"音と光の大スペクタクル・ショー"と呼べるものだった。
このライヴは、ロジャー・ウォーターズが真の音楽アクティヴィストであり、情熱的な政治的発言者であることを力強く立証する。彼は、私たちの生活を支配しこの惑星を滅ぼそうとする者たちとの闘いに人生を捧げてきた。このライヴの重要なパートでもある『狂気』『炎~あなたがここにいてほしい』『アニマルズ』『ザ・ウォール』からの楽曲は、疎外感、感情の転移、貪欲、苦難、破滅、喪失について彼が何十年も前に与えた厳しい警告をはっきりと思い起こさせる。このライヴ作品『US + THEM』で、彼は行動への呼びかけとともに、今の私たちに警告する。そして、世界の状況を悲観しながらも、究極的には団結と愛を通じたメッセージを送っているのだ。(2/2)
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 02:27:00
2.Speak To Me
3.Breathe
4.One of These Days
5.Time
6.Breathe (Reprise)
7.The Great Gig in the Sky
8.Welcome to the Machine
9.Deja Vu
10.The Last Refugee
11.Picture That
12.Wish You Were Here
13.The Happiest Days of Our Lives
14.Another Brick in the Wall Part 2
15.Another Brick in the Wall Part 3
16.Dogs
17.Pigs (Three Different Ones)
18.Money
19.Us & Them
20.Brain Damage
21.Eclipse
22.The Last Refugee (Reprise)
23.Deja Vu (Reprise)
ボーナス映像:
"FLEETING GLIMPSE" Documentary
"COMFORTABLY NUMB" (Live Performance)
"SMELL THE ROSES" (Live Performance)
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1.[Blu-ray Disc]映像・音声面/層片面二層色彩カラー画面サイズ16:9リージョンリージョンA・B・C映像方式1080p動画規格H.264/MPEG-4 AVCオリジナル音声方式リニアPCMステレオオリジナル音声方式ドルビーTrueHD5.1chサラウンドオリジナル音声方式ドルビーアトモス字幕言語1日本語字幕字幕言語2英語字幕字幕言語3ドイツ語字幕字幕言語4フランス語字幕字幕言語5イタリア語字幕字幕言語6スペイン語字幕字幕言語7オランダ語字幕字幕言語8ポルトガル語字幕
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1.イントロ00:00:00
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2.スピーク・トゥ・ミー00:00:00
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3.生命の息吹き00:00:00
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4.吹けよ風、呼べよ嵐00:00:00
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5.タイム00:00:00
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6.ブリーズ (リプライズ)00:00:00
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7.虚空のスキャット00:00:00
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8.ようこそマシーンへ00:00:00
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9.デジャ・ヴ00:00:00
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10.ザ・ラスト・レフジー00:00:00
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11.ピクチャー・ザット00:00:00
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12.あなたがここにいてほしい00:00:00
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13.ザ・ハピエスト・デイズ・オブ・アワ・ライヴズ00:00:00
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14.アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール (パート2)00:00:00
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15.アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール (パート3)00:00:00
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16.ドッグ00:00:00
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17.ピッグス(三種類のタイプ)00:00:00
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18.マネー00:00:00
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19.アス・アンド・ゼム00:00:00
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20.狂人は心に00:00:00
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21.狂気日食00:00:00
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22.ザ・ラスト・レフジー (リプライズ)00:00:00
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23.デジャ・ヴ (リプライズ)00:00:00
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24.『フリーティング・グリンプス』 ドキュメンタリー (ボーナス映像)00:00:00
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25.コンフォタブリー・ナム (ライヴ映像) (ボーナス映像)00:00:00
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26.スメル・ザ・ローゼス (ライヴ映像) (ボーナス映像)00:00:00
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まさにピンク・フロイド・サウンドここに極まる。予てよりピンク・フロイドは、会場に豚のオブジェを飛ばし、光の洪水といったギミックで観客の度肝を抜く。またSEを駆使したサウンドで、人々を沸かせてきた。同時に、しかしながら、所謂プログレ5大バンドの中でも1、2を争う演奏力の低さが、玉に傷だった。しかしここではピンク・フロイドの頭脳と呼ばれ、バンドを脱退して早40年になろうというにも関わらず、ピンク・フロイド・サウンドを追及し続けてきたロジャー・ウォータースが、頭脳として君臨。腕達者で表現力豊かな若きミュージシャンらを迎え、全盛期の情熱を、全盛期には達しえなかった演奏力、そして、プロジェクションマッピングなども駆使した映像技術を用いて再燃する。これはまさに、ウォータースが夢見続けてきたであろう(もしくはそれを凌駕する)音と映像だ。実に完璧な形での、ピンク・フロイド・サウンドの結実である。
ここでのロジャー・ウォータースの役割は、総監督もしくは、自己啓発セミナーのアジテーターに等しい。本人はほぼ歌わず(ギター氏が担当)、ベースもおそらく弾いていない(ベース奏者を別に迎えている)。代わりに御年77歳のご本人は、観客の前に君臨する。身振り手振りを加えながら、口を大きく開いて歌真似をし、観客を煽るその姿はまさに先導者/扇動者だ。時にその扇動は過激なメッセージともなり、「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」に顕著だ。ここでステージに並んだ子供らに、「RESIST(抵抗せよ)」と書かれたシャツを着せて、ステージ前面に並ばせる。このような過激さにも関わらず、観客は世代間が広く、意外にも若い世代が目立つ。アジテーターとしてのロジャーの実力がいかに高いかがうかがえる。
『狂気』の抜粋に始まり、「ようこそマシーンへ」「あなたがここにいてほしい」(いずれも『炎』収録)で自身の最新ソロ・アルバムの曲を挟み、最終的に再び『狂気』へと戻っていく構成はまさにフロイド・サウンドのベスト。このメンバーで、この音像で、『狂気』や『炎』といったアルバムを再現してほしいと真に願うほどの完成度だ。
気づけばどのプログレバンドも先鋭的な音を忘れ、精神もその背中も丸くなった昨今、ロジャー・ウォータースだけは未だ前線で尖っている。そこが実に凄い。
なお音は是非とも5.1以上で聴いてほしい。