スペインというスラッシュ・メタル不毛の地から登場し、あっという間にシーンの最前線に躍り出たアンジェラス・アパトリーダによる3年ぶりのニュー・アルバム。タイトルにバンド名を冠していることからも、その出来への絶対なる自信が感じられる本作は、適度にメロディックなヴォーカル、タイトな演奏、ハイファイ・プロダクションと3拍子揃った21世紀のスラッシュ・メタル。 (C)RS
JMD(2021/01/21)
スペインというスラッシュ・メタル不毛の地から登場し、あっという間にシーンの最前線に躍り出たアンジェラス・アパトリーダによる3年ぶりのニュー・アルバム。タイトルにバンド名を冠していることからも、その出来への絶対なる自信が感じられる本作は、適度にメロディックなヴォーカル、タイトな演奏、ハイファイ・プロダクションと3拍子揃った21世紀のスラッシュ・メタル。
【日本語解説書封入/歌詞対訳付き/日本盤限定ボーナストラック収録】
アンジェラス・アパトリーダはスペインを代表するスラッシュ・メタル・バンド。結成は2000年であるから、すでに20年選手。06年に『Evil Unleashed』にアルバム・デビュー。非常にモダンでテクニカルなスラッシュ・メタルを武器に、一気にエクストリーム・メタル界にその名を轟かせた。翌07年に早くもセカンド・アルバム『Give 'Em War』をリリースすると、ドイツの大手レーベル、センチュリー・メディアと契約。決してスラッシュ・メタルが盛んとは言えなかったスペインという国の印象を180度変えてみせた。センチュリー・メディアのバックアップを受けたサード・アルバム『Clockwork』(10年)で、バンドはさらなる快進撃を開始。『The Call』(12年)、『Hidden Evolution』(15年)と次々にパワフルなアルバムをリリースしつつ、精力的なツアーもこなし、14年にはロッティング・クライスト、ハヴォックの来日公演に帯同。16年には単独で再来日も果たしている。
前作『Cabaret de la Guillotine』(18年)から約3年ぶり、この度リリースとなるニュー・アルバムは、バンド名を冠していることからもその出来への絶対なる自信を感じさせる。極初期を除き、20年間メンバー・チェンジをせずに活動を続けて来た4人の結束は固く、その息の合いぶりはタイトな演奏にもしっかりと現れている。適度にメロディックなヴォーカル、カッチリとしたリフ、そしてハイファイなプロダクションは、まさに21世紀のスラッシュ・メタルといった趣。ヨーロッパのバンドでありながら、ベイエリアのインテリジェンスとパワーを感じさせるその作風は、スラッシュ・ファンのみならず、ヘヴィメタル・ファンにも大きくアピールするだろう。日本盤にはスレイヤーのカバー、「アンチクライスト」のライヴ・テイクを収録。
【メンバー】
ギエルモ・イスキエルド(ヴォーカル、リード/リズムギター)
デイヴィッド・G・アルヴァレズ(リード/リズムギター)
ホセ・J・イスキエルド(ベース)
ヴィクトル・ヴァレラ(ドラムス)
発売・販売元 提供資料(2021/01/14)