フォーマット |
SACDハイブリッド |
---|---|
構成数 |
4 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年04月23日 |
---|---|
規格品番 |
OVEP00011 |
レーベル |
|
SKU |
4526977320119 |
※タワーレコード限定販売
※初SACD化
※SACDハイブリッド盤
※限定700セット。通常ジュエルケース仕様(マルチケースにCD4枚入)
※シリアル・ナンバー・シール付(シリアル・ナンバーは、ケースの裏側に貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※2021年最新マスタリング音源使用。(マスタリング・エンジニア:江崎友淑氏)
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください。
※解説書:増田良介氏(新規序文解説)、宇野功芳氏(初出時解説)他、解説書合計16ページ
雄渾にしてロマンティック、全編に熱気が充満する巨匠3回目の全集、復活!
シューマンの「ライン」と、リハーサル風景(2曲)付き。今回の復刻のために新規で江崎友淑氏がマスタリング。
新規序文解説、宇野功芳氏による初出時の解説付。シリアル・ナンバー付700セット限定盤!
朝比奈隆にとってブラームスは、ベートーヴェンやブルックナーと並ぶレパートリーの柱であり、生涯に4種の全集を遺しています。このDISCは94年~95年にかけて行われたチクルスのライヴ収録で、朝比奈にとって3回目の全集に位置付けられるものです。2回目の完成から5年後、マエストロたっての要望で実現した本公演は、すべてが聴きもの。男性的な表現際立つ「第1番」、精気みなぎる「第2番」、情感ゆたかな「第3番」、堂々たる威容の「第4番」など、まさしく「ロマンの回帰」(宇野功芳)の世界。増田良介氏の新原稿、宇野功芳氏の演奏解説、2021年新マスタリングなどの魅力を搭載。4種のブラームス中で最高との評価も高い本全集、約四半世紀ぶりに復活する巨匠の87歳時の記録です。
朝比奈によるブラームスの交響曲全集は、大阪フィルと2回(第1,3回目)、新日本フィルとの2回(第2,4回目)があるのみで、ベートーヴェンと比較すると残された音源は少なく、貴重な音源ばかりです。いずれも記録された音源の収録時期の間隔がある程度開いていることもあり、それぞれの演奏がその時期の朝比奈の作風をそのまま反映していると言えます。初めての収録は1979年から翌年にかけて神戸文化ホールで行われた公開ライヴで、既に御年70歳を超えた巨匠による風格にみちた重厚な音楽は、まさに満を持してのブラームスと思わせる演奏内容でした(ビクター原盤。タワー企画盤として2019年にSACDシングルレイヤーでリリース。GCAC1027)。2回目は1990年と92年に新日本フィルとライヴ収録を行い、朝比奈にとっても気力共にまだまだ充実していた時期の演奏であることが特徴です(fontec原盤。2014年にCDで再発。FOCD9035)。その次が今回復刻する1994年から翌年にかけての大阪フィルとの第3回目録音であり、大阪のフェスティバルホールでの交響曲全曲演奏会の際に収録されました。朝比奈ファンの間ではこの録音の評価が一番高く、大阪フィルとの最後の録音であること、解釈は一貫しているものの最晩年様式直前の溌剌した表現が曲によってはより目立つことが理由にあるのではないでしょうか。もちろん、2000年から翌年にかけての第4回目録音(fontec原盤。FOCD9206)も基本的な解釈は同じであり、生涯をかけて探求していった朝比奈自身の最終回答という意味では貴重な音源です。朝比奈のブラームスの録音は、多く存在するベートーヴェンの音源と異なり、収録時期の間隔がある程度空いているため変遷はわかりやすいと言えるでしょう。今回、充実した第3回目の演奏記録と稀少なシューマンの「ライン」を、そして2曲の貴重なリハーサル風景の音源を、満を持してSACDハイブリッド盤として復刻します。(1/2)
構成数 | 4枚
エディション | Remaster
<DISC1>
1. ヨハネス・ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
<DISC2>
2. ヨハネス・ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
3. ロベルト・シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調 「ライン」 作品97
<DISC3>
4. ヨハネス・ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
5. ロベルト・シューマン:交響曲 第3番 「ライン」 第3楽章、第4楽章~リハーサル風景
6. ヨハネス・ブラームス:交響曲 第1番 第4楽章~リハーサル風景
<DISC4>
7. ヨハネス・ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
【演奏者】
大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆(指揮)
【録音】
1994年11月9日(第1番)
1995年1月30日(第2番)
1995年3月12日(第3番)
1995年5月28日(第4番)
1994年10月17日(ライン)
大阪、フェスティバルホールにて収録
1994年11月7日(第1番 リハーサル)
1994年10月16日(ライン リハーサル)
大阪フィルハーモニー会館ホールにて収録
【マスタリング・エンジニア】
江崎友淑(Tomoyoshi Ezaki)
【原盤】
キャニオンクラシックス
-
1.[SACDハイブリッド]
-
2.[SACDハイブリッド]
-
3.[SACDハイブリッド]
-
4.[SACDハイブリッド]
折角のSACD化なのに、タワーレコードはいつまで演奏後のブラボーをそのまま商品化するつもりか?演奏終了後の余韻もなく、無神経で下品な叫び声を聞かされるのは、本当に興醒めである。CDは繰り返し名演を味わうためのものである。記録よりも芸術価値を優先した商品化をして頂きたい。
エネルギーがある時期の朝比奈である。二番の終楽章の追い込みなどまだまだ若い。私は大フィルのこの盤が好きです。好きついでに言うとポニーキャニオンに録音したブルックナー全曲盤のSACD化をぜひお願いします。1,2,3,6をスタジオ録音し、その完成度は他盤をしのぐ。しかし、朝比奈はよき録音を残してくれた。本当にありがとうである。