魅力的な声、そして優れたスイング感で多くの音楽ファンに愛されているゴールデン・スウィング・バンドのボーカル、キム・ミニのソロ・デビュー作。

サラ・ヴォーンのアルバム「After Hours」、「Sarah + 2」、ジュリー・ロンドンのアルバム「Julie Is Her Name」Vol.1&2のようにギターとベースのみのアンサンブルは、ボーカルの音色を最大限にし、温かい響きを作り出す。

同名のタイトル曲「Don't Explain」とジャック・ブレル作曲のシャンソン「Ne me quitte pas」の英語版である「If You Go Away」はギターとボーカルのみ、さらに凄然なムードを引き出して映画『The Shape of Water』の挿入歌としても話題になった「You'll Never Know」のカバーは、ベース伴奏のみだが破格の歌声を披露。

「The Night We Called It a Day」はチェット・ベイカーを、「Born to Be Blue」はビヴァリー・ケニーを、「You Go to My Head」はジュリー・ロンドンを連想させるし、クラシック、ジャズボーカルに対するキム・ミニの尊敬の意味もアルバムから確認することができる。

ギタリスト、ジュン・スミスの繊細なアレンジとアンサンブルの主軸になるベーシスト、キム・デホの演奏、そして自然な音色にこれらの音楽を混ぜ合わせたエンジニア、キム・ジヨプの腕前もアルバムの白眉と言えるだろう。

■Kim Minhee : Vocal
Joon Smith : Guitar
Kim Daeho : Bass

発売・販売元 提供資料 （2021/05/18）