フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年08月12日 |
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規格品番 |
C5437 |
レーベル |
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SKU |
4589538769246 |
クラシックの作曲家としてだけではなく、シンフォニック・ジャズの作曲家としても知られるニコライ・カプースチンは、しばしば「ガーシュウィンの服を着たロシア人」と呼ばれます。彼の作品のほとんどはジャズの影響を受けており、その作風はバッハからプロコフィエフ、ストラヴィンスキーまでの伝統的な要素をジャズのスタイルに融合させた独自のものです。生涯に160曲を超える作品を残しましたが、作曲家として認められたのは21世紀近くになってからのこと。カプースチン自身は脚光を浴びることは望んでおらず、世間の目から遠く離れたアパートで作品を書いているときが一番幸せだったそうです。
このアルバムに含まれる3つの作品も、どれもジャズのテイストを持ち、とりわけピアノ協奏曲では高度なテクニックを駆使した華麗な旋律が溢れていますが、実は音の全てが譜面に記されており、インプロヴィゼーションの入る余地はありません。ここでは、もともとジャズのパーカッションを学び、ピアニストに転向した経歴を持つフランク・デュプレーによる、鋭敏なリズム感に支えられた見事な演奏を楽しめます。他にも妖艶なヴァイオリンの旋律と溶け合うピアノの音色が魅力的なヴァイオリン協奏曲、ハイテンションのパーカッションが全体を支える室内交響曲が収録されており、カプースチンの持ち味がじっくり堪能できる1枚です。
ナクソス・ジャパン
構成数 | 1枚
ニコライ・カプースチン(1937-2020):
1. ピアノ協奏曲第4番 Op. 56(1989)
ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための二重協奏曲 Op. 105(2002)
2. I. Allegro non troppo
3. II. Largo
4. III. Allegretto
室内交響曲 Op. 57(1990)
5. I. Largo - Allegro con brio - Allegretto
6. II. Grave
7. III. Toccata (Vivo)
【演奏】
フランク・デュプレー(ピアノ)…1-4
ロザンネ・フィリッペンス(ヴァイオリン)…2-4
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
カーセ・スカリョーネ(指揮)
【録音】
2020年10月26-31日
Erlenbach, Sulmtalhalle(スイス)
2020年12月3,4日
Heilbronn, Harmonie(ドイツ)
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1.[CD]
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カプースチンの「ピアノ協奏曲第4番」がジャズ風味濃厚な名曲でオススメ! 最初に聴いたとき思い出したのが、グルダが作曲した「チェロと吹奏楽のための協奏曲」より第1楽章。ドラムやギターが入ったノリノリの楽しさがクラシックを超越し、見事に融合された名曲。カプースチンもキャッチーなメロディ、ピアノの超絶技巧に魅了され、ピアノとドラムの掛け合いもかっこ良い。なんと音の全てが譜面に記されており、即興の入る余地は無いそう。即興で演奏しているかのようにも聴こえる、これもカプースチンの魅力。聴いた後にまた聴きたくなる中毒性。この楽曲に詰まった魅力の破壊力がすごい。
intoxicate (C)上村友美絵タワーレコード (vol.153(2021年8月20日発行号)掲載)
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