フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年08月18日 |
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規格品番 |
TTOC0054 |
レーベル |
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SKU |
4582561411113 |
安達真理2枚目のアルバムは、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番、そして無伴奏チェロ組曲第6番を収録。
インスブルック響で副首席ヴィオラ奏者を務めたのち、帰国後もパーヴォ・ヤルヴィ氏率いるエストニア祝祭菅に参加するなど海外でも活躍を続け、今年度より日本フィルハーモニー交響楽団の客演首席奏者に就任した実力派の安達真理。自身2枚目のアルバムとなる今作で収録されたのは、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番、そして無伴奏チェロ組曲第6番。
ヴィオラではオリジナルを移調して演奏することがほとんどであるが、そうした場合に、この3作品が全て「ソ」から始まる。それを長調・短調・長調と並べることで、ストーリー性が浮かび上がってくる。
リサイタルのプログラミングで定評のある安達。その場に居合わせた人からは「癒された」「具合がよくなった」「涙が出た」などの称賛の言葉が贈られる。そんな彼女が目指すヴィオラの「共感力」が、この作品に詰まっている。そこに込められた想いは、2020年という「特別な時代」とも無関係ではないだろう。
そして、演奏者が真?に作品と対峙している空気感をここまで感じ取れるのは、ティートックレコーズのスタジオでの録音だからこそとも言える。物質的な感覚を超えた、音そのものを堪能してほしい。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:09:47
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ :
無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV 1007(ヴィオラ編)
1. I Prelude
2. II Allemande
3. III Courante
4. IV Sarabande
5. V Menuet I-II
6. VI Gigue
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 BWV 1004(ヴィオラ編)
7. I Allemande
8. II Courante
9. III Sarabande
10. IV Gigue
11. V Chaconne
無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012(ヴィオラ編)
12. I Prelude
13. II Allemande
14. III Courante
15. IV Sarabande
16. V Gavotte I-II
17. VI Gigue
【演奏】
安達真理(ヴィオラ)
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1.[CD]
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無伴奏チェロ組曲第1番ト長調&第6番ニ長調と無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調を編曲してヴィオラで演じ、しかもト調でまとめてト長調→ト短調→ト長調のシンメトリー構造、トリプティークとして新しい意味をもたせた画期的な1枚。安達真理の演奏も移調の効果を追究したもので、チェロ組曲の2曲はヴィオラのイメージを超えて輝かしく、晴れやかに鳴り渡り、間に挟んだヴァイオリン・パルティータ第2番は作品の受難曲的なイメージがいっそう深まっている。3曲続けて聴くと、「過去・現在・未来」ともとれるメッセージ性が生まれており、筆者には聴き手への力強い励ましと感じられた。
intoxicate (C) 板倉重雄タワーレコード (vol.154(2021年10月10日発行号)掲載)
宣伝文句、解説が過剰。至って普通。新しい試みは何もない。
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