フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年10月20日 |
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規格品番 |
UCCU-1654 |
レーベル |
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SKU |
4988031456217 |
現代ジャズ・シーン最前線を走るヴォーカリスト=ホセ・ジェイムズ、キャリア初のクリスマス・アルバム。フランク・シナトラのクリスマス・アルバムやナット・キング・コールのレコードを参考にされたという本作はクリスマススタンダードから書下ろし曲も聴けます。
温かくてアナログな質感に、ソウルフルで洗練された雰囲気が融合した、極上の一枚。
(C)神戸店:安波 教道
現代ジャズ・シーンの最前線を走り続けるヴォーカリスト、キャリア初のクリスマス・アルバム。
フランク・シナトラやナット・キング・コールのようなクラシカルなジャズ・クルーナーの優雅さと、スティーヴィー・ワンダーやダニー・ハサウェイのようなアーシーで洗練された雰囲気が融合した、ホセ・ジェイムズらしいクリスマス・アルバム。
全曲のアレンジを手がけたベン・ウィリアムスや、アーロン・パークスなど信頼するミュージシャンのサポートを得て、時代を超えて愛される定番曲に新たな命を吹き込みました。また、公私にわたるパートナーであるターリ(タリア・ビリグ)と共作したハートウォーミングな書き下ろしナンバーも2曲収録。
ジョン・コルトレーンに捧げた「マイ・フェイヴァリット・シングス」では、マーカス・ストリックランドが見事なソプラノ・サックスを披露。
ホセ・ジェイムズ(vo) アーロン・パークス(p) ベン・ウィリアムス(b, vo) ジャリス・ヨークリー(ds) マーカス・ストリックランド(ss) ターリ(vo) アナイス・ジャルディーナ・ジェイムズ(vo)
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:39:10
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少年時代の記憶から愛と団結の精神を導いた上質なアルバムが誕生……親密なファミリーと作り上げた最高のクリスマス・プレゼントがここに!
現代ジャズ・シーンにおいて独自の道を歩み、今年は前年に録音のライヴ盤『New York 2020』も形にしているホセ・ジェイムズが、キャリア初のクリスマス・アルバム『Merry Christmas From Jose James』を届けてくれた。現在はアムステルダムに住まう彼だが、昨年末にNY でアーロン・パークスと行った配信ライヴが制作のきっかけになったのだという。
今回のアルバムを構築するにあたってインスピレーションとなったのは、故郷で過ごした少年時代のクリスマスだったそうだ。ホセが育ったのは雪の多いミネソタ州ミネ
アポリス。決して裕福ではない暮らしのなか、母親が工夫してツリーやオーナメントで華やかに彩るクリスマスの記憶は、彼にとって家族の大切さや故郷の暮らしを象徴する原風景なのだろう。そんなこともあってか、今回のアルバムは親密な〈ファミリー〉たちとひとつの部屋に集まって録音されたそうだ。
集まったミュージシャンは、全曲のアレンジも手掛けたベン・ウィリアムス(ベース)をはじめ、ジャリス・ヨークリー(ドラムス)、アーロン・パークス(ピアノ)という馴染みの顔ぶれ。特に近年は多様な制作スタイルで野心的なアルバム作りに挑んでいる印象の強いホセだが、こうしたアコースティックな編成になると持ち前のクルーナー的な側面が前に出てきて、とても優雅に感じられる。オープニングを飾る"Christmas In New York"はそんなジェントルな魅力を全開にするスタンダード風味のナンバーながら、これは彼と妻のターリが数年前に共作して温めていたというオリジナルのナンバー。まさにこうした編成での録音を待ち望んでいたかのような楽曲だと言えるのではないだろうか。
それに続く"This Christmas"はダニー・ハサウェイによるソウル・クリスマスの定番で、ここではターリと愛娘のアナイスが参加、さらにベンも声を交えてファミリーな雰囲気を倍加している。以降は"The Christmas Song"や"I've Got My Love To Keep Me Warm"The Christmas Waltz"Have Yourself A Merry Little Christmas"Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!"など数多くの先人たちが歌ってきたトラディショナルなクリスマス・ソングが並び、プレイヤー各人の手捌きも手伝ってリラックスした成熟味にじっくり酔わ
されるはずだ。
後半にはホセとターリが共作した2つめのオリジナル"Christmas Day"も披露され、こちらはスティーヴィー・ワンダーを思わせるアーシーな歌唱も堪能できるナンバーだ。さらにジョン・コルトレーンに捧げたスタンダードの"My Favorite Things"ではマーカス・ストリックランド(サックス)が駆けつけてトリビュートの意図を深めている。そして素晴らしい時間にリボンをかけるのはアーロンのピアノだけをバックに歌唱される"White Christmas"。そのようにしてラッピングされた上品で濃密な贈り物はきっと何より素晴らしいものだろう。この『Merry Christmas From Jose James』をプレイすれば、そこには穏やかで美しい時間が流れている。
bounce (C)轟ひろみタワーレコード (vol.456(2021年11月25日発行号)掲載)