フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年10月13日 |
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規格品番 |
PROC-2342 |
レーベル |
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SKU |
4988031437421 |
※限定盤。世界初SA-CD化。SA-CDハイブリッド盤
※1974年度(第12回) レコード・アカデミー賞 管弦楽曲部門 受賞
※2021年最新マスタリング音源使用(英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザインを使用
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※解説:増田良介氏(新規序文解説)他、バレエのあらすじと各曲(全曲)解説付、解説書合計28ページ
2021年11月14日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載されました。
「物語浮かび上がる 抑制された表現力」音楽評論家 鈴木淳史氏評
マゼール&クリーヴランド管のDECCA初録音となった歴史的名盤を世界初SA-CD化!
当時のDECCAによる録音技術の凄さがわかる優秀録音を、最新で復刻。
1974年度レコード・アカデミー賞受賞盤。
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより最新復刻
このアルバムは、1970年に亡くなったジョージ・セルの後を受けて1972年からクリーヴランド管弦楽団の音楽監督に就任したマゼールの、このコンビの初顔合わせとなった記念碑的な音源で、尚且つ旧西側としてはこの作品最初の全曲録音でした。ロジェストヴェンスキー&ボリショイ劇場管弦楽団が1959年にメロディア・レーベルに入れたのが世界初録音盤でしたが、組曲盤の録音こそあれ全曲盤の録音は非常に珍しく、LP時代では計4作に留まります。尚、このマゼール盤のすぐ後にEMIへプレヴィン&ロンドン交響楽団による録音も行われました。マゼール盤は1973年6月4-6日の収録に対し、プレヴィン盤は僅か2日後に収録が開始されたことは興味深い点です(6月8-14日に収録)。録音史的にもこの2枚が果たした役割は大きく、永らく全曲盤の双璧を成す音源として君臨してきました。とりわけマゼール盤は当時のDECCAによる録音技術が素晴らしく、優秀録音盤としても良く知られています。演奏も当時最高水準を維持していたクリーヴランド管弦楽団の精緻で多彩な表現力は、プロコフィエフの込み入った複雑なオーケストレーションを再現するのに相応しく、弱冠43歳のマゼールによる天才的な指揮と推進力の強さも含め、登場してすぐに決定盤との評価を得てきました。日本でも1974年度のレコード・アカデミー賞を受賞するなど、デジタル録音以後にいくつかの重要盤も出るなか、未だに名盤として高く評価されています。アナログ録音最盛期の音源であり、今回新規で本国にあるアナログ・マスターテープからDSDで直にデジタル化を行っていますので、秘められたポテンシャルも含め、音質的にも十分に発揮できた復刻となっています。時折激しいなかにもゆとりや膨らみのある演奏・録音であることが何よりも凄いところで、プロコフィエフの天才的な閃きやオーケストレーションの巧みさが存分に堪能できる盤に仕上がっています。
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(2/2)
構成数 | 2枚
エディション | Remaster
セルゲイ・プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」 作品64 全曲
<DISC1>
第1幕
第2幕 - 第1場
<DISC2>
第2幕 - 第2場
第3幕
第4幕
【演奏】
ダニエル・マジェスケ(ソロ・ヴァイオリン)
デイヴィッド・ザウダー(ソロ・コルネット)
エドワード・アーモンド(ヴィオラ・ダモーレ)
クリーヴランド管弦楽団
ロリン・マゼール(指揮)
【録音】
1973年6月4-6日
マソニック・オーディトリアム、クリーヴランド
【原盤】
Decca
【Remaster】
DSD Remastered by Classic Sound, 8/2021
英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。
【Original Recordings】
Recording Producer: Michael Woolcock
Balance Engineers: Colin Moorfoot, GordonParry, Jack Law
【First LP Release】
SXL 6620-2
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
「(前略)。分離が非常によく、個々の楽器が明瞭に聴え、しかも単なる羅列に終ることなく、強弱やニュアンスが鮮やかに描き出され、色彩も濃く、バランスがよい。fレンジは申すに及ばず、繊細で切味のよいマンドリンの音から、圧倒的な全奏のffまで、Dレンジが凄く広く、つねに透明さを保つ。ホール的雰囲気も見事に現されているし、「五組の踊り」ではオフステージのバンドが左から右へ移動して行くなど、ステレオ効果の活用が目ざましい点も注目に値する。(後略)」(高城重躬氏評)(「レコード芸術」(1974年5月号から引用)
ロメオとジュリエットが大好きですが全曲版の決定的な演奏だと思います。とても50年前の演奏とは思えないサウンドです❗️これからもこの様なシリーズを期待します。
約50年前LPで聴き、30年前CDで買い直し、今回のリマスタ盤で聴き直しています。同じ演奏ではないか、なぜそんなと思いきや、この演奏のスリリングさやアンサンブルの正確さが見事に切れ味良く再現されています。
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