「ブルー・タンゴ」「ラッパ吹きの休日」「タイプライター」・・・
誰もが知っている名曲の数々のルロイ・アンダーソン自作自演集
1908年、米国マサチューセッツ州生まれのルロイ・アンダーソンは、38年の「ジャズ・ピチカート」以来ボストン・ポップスに曲を提供したり、アレンジャーとしても活躍。インストウルメンタルとして初の米国NO.1ヒットに輝いた「ブルー・タンゴ」をはじめ、デッカに残した自作自演の録音から主要作品を収めたアンソロジーを、2025年の没後50周年に際しタワレコ限定再プレス!
1曲数分の気の利いたオーケストラ小品を数多く発表し、「アメリカのヨハン・シュトラウス」と称されたルロイ・アンダーソン(1908~1975)の自作自演集です。
アンダーソンの音楽は1960年代には日本でも小学校の鑑賞教材となり、ラジオのCMやテーマ音楽などによく使われていていたので、クラシック・ファンのみならず懐かしい思いをされる方が多いことでしょう。
アンダーソンの自作自演盤は、アメリカの腕利きのミュージシャンを集めたオーケストラの妙技と、LP初期の録音の優秀性もあって、今なおアンダーソン作品の最高の演奏とされるものです。アンダーソンの指揮もテンポ、リズム、表情とも生き生きとしていて、メロディーの歌わせ方も実にしなやかで、素晴らしい音楽性を示しています。
解説書はアメリカを中心としたポピュラー音楽評論の第一人者だった青木啓(あおき・ひらく 1929~2007)氏による詳細なもの。アンダーソンの自作指揮のモノラル/ステレオの全録音データも掲載されており、資料的価値が高いものとなっています。
肩の凝らない音楽の鑑賞用に、日々の暮らしのBGMに、お楽しみいただければ幸いです。 (C)板倉重雄
タワーレコード(2025/04/02)
グレイテスト・アメリカン・コンポーザーズ。指揮者、作曲者ルロイ・アンダーソンの生誕90周年(1998年当時)記念自作自演集。「そり滑り」「ラッパ吹きの休日」他、2枚組全47曲収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)