KAWAII×超絶テクのギャップで圧倒的な存在感を放つZ世代の新星デュオ、ドミ&JD・ベック、超待望デビュー・アルバム!
弱冠22歳と18歳にして、ハービー・ハンコックやアンダーソン・パーク、サンダーキャット、フライング・ロータス、ルイス・コール、ザ・ルーツなど名だたるアーティストと共演。その若さやカワイイルックスもさることながら、信じられないほどの超絶テクと音楽的な才能で世界中からの称賛を集め続けるZ世代の新星デュオ、ドミ&JD・ベック(DOMi & JD BECK)。
SNS総フォロワー数80万人、YouTube再生回数1,000万回超と話題の彼らが、アンダーソン・パークがユニバーサルミュージックと新たに立ち上げたレーベル、エイプシット・インク (APESHIT Inc.)&名門ブルーノート・レコードと契約し、超待望となるデビュー・アルバムがリリース!
超絶テクや複雑なハーモニーを存分に披露したSNS動画で世界的なバズを巻き起こした2人だが、アルバムはそれらの魅力もさることながら、「昔のジャズ・レジェンドみたいにライヴ・アルバムを作るべきという声もあったんだけど、動画の延長ではなくて何か新しい作品を創り上げたかった」という本人たちのコメント通り、よりポップでキャッチ―な楽曲が並んでいる。クールかつメロウなドミのキーボードと、新世代のドラム・ヒーローであるJD・ベックによる超絶的なフィルが印象的な先行シングル「スマイル」、ジャズ・レジェンドのハービー・ハンコックをピアノでフィーチャーした「ムーン」、バスタ・ライムス、スヌープ・ドッグ、アンダーソン・パークという超豪華な面子と創り上げたポッセカット「パイロット」、サンダーキャットの繊細なヴォーカルや美メロ、ベースプレイも堪能出来る「ボウリング」など、聴きどころしかない圧巻の全15曲。
180g重量盤LPもリリース。
発売・販売元 提供資料(2022/06/27)
早熟の天才が突如現れることはままあれど、この2000年生まれのフランス人キーボーディスト=ドミと、2003年ダラス生まれのドラマー=JDベックによるエクスペリメンタル・ジャズ・バンドの超絶テクはすでに至高の域だ。ドラムンベース並みの性急なリズムを正確に叩きつつ、ビートメイカー視点のようなズレとタメのグルーヴも操るドラムの主役感がものすごい。変拍子や忙しい転調もテク自慢に陥らず綺麗にまとまっているのは、メロウなキーボードのおかげでもあるだろう。アンダーソン・パーク主宰の新レーベル及びブルーノートからのデビューという事実や、客演にサンダーキャットや御大ハービー・ハンコックらを迎えていることからも大型新人ぶりは窺えるが、その期待に見事応える一作だ。
bounce (C)池谷瑛子
タワーレコード(vol.464(2022年7月25日発行号)掲載)