話題の日本人アーティストのプロデュースから映画音楽まで手掛ける人気のプロデューサー、トラックメイカーであるYaffle(ヤッフル)が向き合うポスト・クラシカル。クラシック名門レーベル、ドイツ・グラモフォンからニュー・アルバム『After the chaos』をリリース!!アイスランドのレイキャビクのGreenhouse Studiosで、CeaseTone、KARITAS、RAKELといったアイスランドの注目アーティストたちとレコーディングした楽曲も収録される。レディオヘッドやシガー・ロスとともに、エルガーやヴォーン・ウィリアムズもこよなく愛するYaffleの、これまでの音楽家としての歩みを映し出したジャンル・クロスオーヴァーな作品となっている。 (C)RS
JMD(2022/12/17)
気鋭の作曲家 Yaffle が問う、混沌のなかのヒューマニズム
話題の日本人アーティストのプロデュースから映画音楽まで手掛ける人気のプロデューサー、トラックメイカーであるYaffle(ヤッフル)が向き合うポスト・クラシカル。クラシック名門レーベル、ドイツ・グラモフォンからニュー・アルバム『After the chaos』をリリース!!
小袋成彬と共にTOKA(旧Tokyo Recordings)を設立し、藤井 風やiri、adieuなどの楽曲をプロデュースするYaffleは、日本のポップ・ミュージック・シーンで今もっとも注目を集めるプロデューサー、トラックメイカー。映画音楽の領域でも国際的に高い評価を獲得しており、2021年には第49回アニー賞最優秀音楽賞にノミネートされた。2020年9月には欧州各地のアーティストをゲストに迎えた1stアルバム『Lost, Never Gone』をリリースし、2021年10月に発売されたポケモン25周年記念コンピレーション・アルバムには唯一の日本人アーティストとして参加するなど、その活躍は世界へと広がっている。
そんなYaffleが、クラシック音楽の名門レーベル、ドイツ・グラモフォンからアルバム『After the chaos』をリリース。高校時代にはファゴットを演奏し、国立音楽大学では鬼才川島素晴に前衛音楽の作曲を学んだYaffleは、クラシック音楽を自身の原点として大切にしてきた。
ニュー・アルバム『After the chaos』は、アイスランドのレイキャビクのGreenhouse Studiosで、CeaseTone、KARITAS、RAKELといったアイスランドの注目アーティストたちとレコーディングした楽曲も収録される。レディオヘッドやシガー・ロスとともに、エルガーやヴォーン・ウィリアムズもこよなく愛するYaffleの、これまでの音楽家としての歩みを映し出したジャンル・クロスオーヴァーな作品となっている。
発売・販売元 提供資料(2022/12/16)
かつて小袋成彬らとTokyo Recordings改めTOKAの立ち上げに参画し、藤井風やiri、SIRUPらのプロデュースを手掛けるなど、注目を集めるプロデューサー・小島裕規のプロジェクトが名門ドイツ・グラモフォンよりアルバム・デビュー。クラシックを原点としてきた彼がポスト・クラシカルに向き合って制作した内容で、ラケルをはじめとするアイスランドのアーティストからヴァイオリニストの石上真由子、クラリネット奏者コハーン・イシュトヴァーンら現代クラシックの若手までを幅広く招聘。ベニー・シングスとのデビュー曲"Empty Room"はリワークして収録され、新たな世界観を創り上げている。郷愁が綴られた私小説的な側面がありながら、混沌とした現代への強いメッセージをも感じ取れる作品だ。
bounce (C)野村有正
タワーレコード(vol.471(2023年2月25日発行号)掲載)