フォーマット |
UHQCD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
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発売日 |
2023年02月24日 |
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規格品番 |
XL1247CDJP |
レーベル |
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SKU |
4580211855539 |
2022年には発売15周年を迎えたレディオヘッドの通算7作目にしてゼロ年代ロックの金字塔『In Rainbows』がボーナス・ディスクを追加した2枚組仕様で復刻!!
発売当時は4年の沈黙を経てインディーに移籍後いきなり投げ銭制で配信リリースという物議を呼んだ問題作にして、一方で音楽的にもミニマルで成熟を見せ始め、そのキャリアにおいても屈指の傑作として新旧リスナーの間で高い評価を獲得する本作は、全米、全英チャートで初登場1位を記録し、グラミー賞を獲得。「Jigsaw Falling Into Place」、「Nude」、「Bodysnatchers」、「House of Cards」、「Reckoner」といった人気シングルを収録した本編に加え、当時はボックス・セットにのみ同梱されていたここ日本では映画の主題歌にも起用された「Last Flowers」や、パフューム・ジーニアスをはじめ数多くの後進アーティストがフェイヴァリットにあげる隠れ人気曲「4 Minute Warning」などを収録したボーナス・ディスクを追加した2枚組高音質UHQCDエディションとしてリイシューされる。
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 01:09:28
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1.[UHQCD]
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本作は、レディオヘッドがシーンの野党第一党だということを再認識させるアルバムである。もちろん彼らはいつだって最大の野党だったが、前作『Hail To The Thief』にはバンドの行き詰まり感をみずから語るムードが確実にあった。しかしここではその閉塞感を突破するべく、かつてない情熱で描かれた楽曲が披露されている。もっと言えば、『OK Computer』にあった青白いエナジーを遥かに凌ぐ創造性に満ちているのだ。グライムっぽい性急なビートや、脳髄を揺さぶるゴツいグルーヴ、エロティックなトリップ・ホップ、獣的なポリリズムが縦断し、あらゆる感情の揺れがギミックではない必然性のなかで展開されていく。ロックによる乱調の美は、ここに極まった。正真正銘の最高傑作である。
bounce (C)冨田 明宏タワーレコード (2008年01月号掲載 (P72))