フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入盤:国内流通仕様 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年03月22日 |
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規格品番 |
IMFYL116 |
レーベル |
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SKU |
4988044859036 |
SFの古典として映画史に残る名作「メトロポリス」のサウンドトラックを23年ぶりに再製作、全く新しい作品として提示した「Metropolis Metropolis」を発表!
映画作品「メトロポリス」の特定箇所にフォーカスし、トラック形式として練り上げられた2000年発表の「Metropolis」サウンドトラック。アルバム「Metropolis」は製作当時の映画「メトロポリス」を1時間に編集したものに対して作曲されたサウンドトラックだったが、2010年にアルゼンチンで公開当時カットされていた部分が発見、後に発表された147分の完全復刻版に対して、今回ゼロから新たに作曲し直したアルバムが「Metropolis Metropolis」となる。
そのため「Metropolis Metropolis」は、映画のプロットと脚本にそう形で作曲されており、作曲された音源は完全復刻版と同じ147分あるものの、アルバム用として約75分に抜粋したものがパッケージされ、サウンドトラックとしてのリリースされることとなった。
アルバム「Metropolis」発表以降の20年の間に、クラシック音楽とのコラボレーションで行われてきた実験、及びその成果を反映させたエレクトロニック・シンフォニック・ハーモニー作品である本作は、ミルズより3つのポイントが提起されている。
1) リスナーの立ち位置を、単にストーリーを追うのではなく、シーンの環境に基づいて設定した。
2) 2000年を舞台としたストーリーとして音と素材の選択は、クラシック音楽と電子音楽というジャンル間の、人とマシンの間の何らかの未来の共通性と先見性に言及している。
3) 本作の多くの箇所ではユニゾンで演奏されている。これは物語の展開の希望性を象徴している。
フリッツ・ラングのマスターピース「メトロポリス」の音楽を長年製作してきたことは、かつても今もとても素晴らしいことです。この作品は、マシンの力を借りた「人間対人間」の物語です。このドラマティックなテーマは、1927年当時と変わらず現在でも普遍的な価値をもって通じるものです。楽しむだけではなく、改めて注目し、考察すべき映画作品なのです。
ジェフ・ミルズ
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:15:21
帯、日本語ライナーノーツ付き
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SFの古典として映画史に残る名作「メトロポリス」のサウンドトラックを23年ぶりにゼロから作り直したアルバム。その間にジェフ自身がクラシック音楽とのコラボレーションで培ってきた経験や表現の手法を新たに反映させ、まったく新しい作品として提示していることを考えれば、テクノの可能性を追求し、テクノを更新し続ける音楽家の新たなる挑戦の物語も聴こえてくる。
bounce (C)野村有正タワーレコード (vol.472(2023年3月25日発行号)掲載)