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在庫わずかフォーマット | CDアルバム |
発売日 | 2023年05月11日 |
国内/輸入 | 輸入 |
レーベル | Chateau de Versailles Spectacles |
構成数 | 1 |
パッケージ仕様 | - |
規格品番 | CVS108 |
SKU | 4589538800178 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:16:47
【曲目】
1. ガブリエル・デュビュイソン(1716頃-1754): Prelude プレリュード
2. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764): La Dauphine 王太子妃
3. ベルナール・ド・ビュリ(1720-1785):Sarabande, La *** ou Les Sentimens サラバンド「***氏、または心情の機微」
4. ド・ビュリ: Menuet 1, Zephir & Menuet 2, Flore ムニュエ(メヌエット)1「西風の精」~ムニュエ2「花の精」
5. クロード・バルバストル(1725-1799): Gavottes de Mr. Rebel ルベル氏のガヴォット
6. シャルル・ノブレ(1715-1769): Allemande アルマンド
7. ジャック・デュフリ(1715-1789): La Pothouin ラ・ポトウアン
8. デュフリ: La De Vaucanson ラ・ド・ヴォカンソン
9. デュフリ: Rondeau [de la Premiere suite] ロンド
10. ジャン=バティスト・フォルクレ(1699-1782): La Angrave ラ・アングラーヴ
11. ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1703-1755): L'Aimable 愛らしさ
12. デュフリ: La Du Buq ラ・デュ・ビュク
13. ロワイエ: La marche des Scythes スキタイ人の行進
14. ミシェル・コレット(1707-1795): Les Etoiles 星々
15. デュフリ: La Damanzy ラ・ダマンジ
16. ラモー: Musette en rondeau ロンド形式のミュゼット
17. ラモー: Tambourin タンブラン
18. ド・ビュリ: Chaconne シャコンヌ
19. ラモー: Les Tendres Plaintes 優しい嘆き
20. ラモー: Les Cyclopes 一つ目巨人たち
21. バルバストル: Contredanse de Pygmalion [de Jean-Philippe Rameau] ラモー《ピグマリオン》のコントルダンス
【演奏】
クレマン・ジョフロワ(クラヴサン〔チェンバロ〕)
使用楽器:パリのジャン=クロード・グージョン1749年製作モデル(パリ楽器博物館所蔵)に基づくジャン=フランソワ・ショドゥルジュ製作の再現楽器
【録音】
2022年10月16-19日 ヴェルサイユ宮殿プチ・トリアノン、フランス
収録時間:77分
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フランス文化、フランス人の精神の特徴が、当時の時代精神を中心として、この一枚に集約されている。
仮借無くありのままに人間を観察し、理解と洞察へと繋げる。細部に緻密に細やかに神経を払い、、口当たりの良い柔らかさと調整幅も計算したゆとり、絶妙な空気感を持たせて細工を施す。視座で重視する要点がイタリアとは違うと、私は感じていた。
心身の根底から湧き立つような高揚と感動を与えるイタリア人の音楽を聞いた後に、フランス人の音楽を聞くと、室内で寛ぐような安心感を覚える。
抑制のきいた(高階秀爾)、放逸を統御する理性や知性の力、内外の拮抗のバランスが、紅蓮の炎を感じさせる独特の表現。ロワイエ〈スキタイ人の行進〉やラモーは、本演奏から聴くと良いと思う。
日本在住ゆえか、ク―プラン家の三人、ラモー、バルバストル以外は、耳を啓く機会がなく、耳界を広げたいと願う私には好適だった。初めて知る作曲家や、梗概や個性も把握出来てない作曲家も、知名度の高い作曲家同様に心を傾けて聴くことが出来る。心情の鍵となる情念を微風のごとく表現し、かえって印象深く、余香の魅力が際立つ。疲れて敏感に傾いた難しい状態の心にも優しく作用する、優れた音楽家たちの手腕をも顕現した演奏。場所に蓄積された記憶と共に。
収載の作曲家たちよりも約一世紀遡るが、人物活写の伝統に於いて、ブックレットで言及されているラ・ブリュイエ―ルJean de La Bruyère『カラクテ―ル
Les Caractères ou les Mœurs de ce siècl』も、邦訳が岩波文庫から出版されているので、一読をお薦めする。新訳は未刊、書籍は品切れのため図書館か古本を入手する状況。
ロココを解する一助にもなる優良盤。
「人は皆、私が顔の特徴だけをとらえていると思っている。しかし私は、彼らの心の内部にまではいり込んでいって、そのすべてを引出してくるのだ」(モーリス=カンタン・ド・ラ・トゥ―ル 高階秀爾訳)
爛然とした“最愛王”Flamboyant “Bien-Aimé”ルイ15世の王妃で、芸術を愛し、傑出した学芸の保護者だった良き王妃«bonne raine»マリ―・レクザンスカMarie Leszczyńskaの誕生日(1703年6月23日)に。