Everybody Loves "Roy Ayers"!
STONES THROWからのリリースでも知られ、De La Soulらの楽曲をも手掛けるMadlibの実弟Oh Noが、サンプリングカルチャー史上最も偉大なヴィブラフォン奏者Roy Ayersの楽曲を全編サンプリングしたビートアルバムをリリース!(2)(4)(9)などカラフルなGood Vibes満載の前半、(11)(15)など怒りを表現したBADでDOPEな後半で光と影を表現。Lo-Fi HIPHOPとは別次元で鳴る心地良さの桃源郷!日本が誇る鬼才、青山トキオ氏によるジャケも素晴らしい!!
タワーレコード(2023/06/30)
サンプリングアートの革新者であり、多様なソースを探求してきたオー・ノーが、名ヴィブラフォン奏者ロイ・エアーズの作品を分析/解体/再構築した新しいインストゥルメンタル・アルバム『Good Vibes / Bad Vibes』を発表。
兄マッドリブの足跡をたどり、いまや21世紀で高名な独立系ヒップホップアーティストのひとりとなったオー・ノー。彼は、ラップでの成功だけでなく、モス・デフ、フレディ・ギブス、デ・ラ・ソウル、アクション・ブロンソン、タリブ・クウェリなどのプロダクションに参加するなど、印象深く輝かしいキャリアの持ち主。
テーマ別に2つに分かれたインストゥルメンタル・アルバム『Good Vibes / Bad Vibes』。それぞれのテーマについて、"Good Vibes"は「太陽の光の下で放射状に広がるカラフルなレイヤーで、明るく活気に満ちている」、"Bad Vibes"は「怒りの瞬間、泥の中に踏み込む必要がある時のための暗い濁った雰囲気のトーン」とオー・ノーは説明している。
発売・販売元 提供資料(2023/06/06)
ミッドナイト・アワーとのモダンなコラボも記憶に新しいロイ・エアーズだが、こちらはそんなレジェンドの音源をオフィシャルに解体~再構築したオー・ノーのビート・アルバム。テーマとしてはGood/Badの2部構成になっているが、心地良さや涼やかさの断片を18の小品にまとめたグッド・ヴァイブの連なりには変わりなし。兄のマッドリブも嫉妬しそうな味わい深さがある。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.476(2023年7月25日発行号)掲載)