過去作品のアンコールプレス、初アナログ化!commmons: Vinyl Collection 第一弾!本作は、2017年にリリースされたソロ・アルバム。1年以上の病気療養を経て新境地を開いた意欲作で、このアルバムからの音源を主体にしたコンサートも海外で複数回行われている。前作『out of noise』がオーガニックな音響作品だったのに対し、ここではヴィンテージを含むアナログ・シンセサイザーが多用されている。制作当初のアイデアのひとつが架空のタルコフスキー映画のサントラということもあり、どの曲もリスナーにそれぞれの映像イメージを強く喚起させる。実際、アルバム発表後には高谷史郎、アピチャッポン・ウィーラセタクン、Zakkubalanらによって本作とその収録曲が映像化されインスタレーションとしても発表された。近年のコンサートでは必ず演奏されていた新たな代表曲ともいえる「andata」を収録。また「fullmoon」では映画『シェルタリング・スカイ』からポール・ボウルズの、「Life, Life」ではデヴィッド・シルヴィアンの朗読がそれぞれ使用されたことも話題となった。 (C)RS
JMD(2023/11/25)
過去作品のアンコールプレス、初アナログ化!
commmons: Vinyl Collection 第一弾!
過去作品のアンコールプレス、初アナログ化!commmons: Vinyl Collection 第一弾!2017年にリリースされたソロ・アルバム。
1年以上の病気療養を経て新境地を開いた意欲作で、このアルバムからの音源を主体にしたコンサートも海外で複数回行われている。
前作『out of noise』がオーガニックな音響作品だったのに対し、ここではヴィンテージを含むアナログ・シンセサイザーが多用されている。
制作当初のアイデアのひとつが架空のタルコフスキー映画のサントラということもあり、どの曲もリスナーにそれぞれの映像イメージを強く喚起させる。
実際、アルバム発表後には高谷史郎、アピチャッポン・ウィーラセタクン、Zakkubalanらによって本作とその収録曲が映像化されインスタレーションとしても発表された。
近年のコンサートでは必ず演奏されていた新たな代表曲ともいえる「andata」を収録。
また「fullmoon」では映画『シェルタリング・スカイ』からポール・ボウルズの、「Life, Life」ではデヴィッド・シルヴィアンの朗読がそれぞれ使用されたことも話題となった。
発売・販売元 提供資料(2023/10/06)
そう断言したくなったきっかけは、坂本の死後半年後に開催された2023年秋のambient kyotoにおける京都新聞ビルの地下1階印刷工場跡での本作のインスタレーションでした。
流行音楽家を経て研ぎ澄まされた美意識による音像と響き、西洋古典音楽と電子音楽との最新技術上での出会い、何度と聴いていますがそれくらいしか言えません...。
ただ、発表から十全な批評や他作品への影響までにタイムラグをあることが傑作の条件のひとつであるのは歴史が証明しており、本作の魅力を存分に言語化するのはことによると批評家ではなく人工知能なのかもしれません。