先日、約12年ぶりのリリースとなるニューアルバム『らんど』をCD/配信リリースしたZAZEN BOYS。その待望のニューアルバム『らんど』がついにアナログ盤としてリリースされる。アナログ盤化に際し、ピースミュージック中村宗一郎氏があらためてレコード盤用にマスタリングを行い、容量音質上等の180g重量盤33回転LP2枚組となり、ジャケットにおいては、A式全面PP加工という往年のレコードレーベル<impulse!>の存在感を醸し出し、三栖一明デザインによるぐにゃりディレイマンを歌詞スリーブに全開に展開している。CD/配信とは違った『らんど』の世界がここにある。 (C)RS
JMD(2024/03/13)
『らんど』の匂いをアナログレコード盤に刻み込む!!
先日、約12年ぶりのリリースとなるニューアルバム「らんど」をCD/配信リリースしたZAZEN BOYS。その待望のニューアルバム「らんど」がついにアナログ盤としてリリースされる。
アナログ盤化に際し、ピースミュージック中村宗一郎氏があらためてレコード盤用にマスタリングを行い、容量音質上等の180g重量盤33回転LP2枚組となり、ジャケットにおいては、A式全面PP加工という往年のレコードレーベル「impulse!」の存在感を醸し出し、三栖一明デザインによるぐにゃりディレイマンを歌詞スリーブに全開に展開している。
CD/配信とは違った『らんど』の世界がここにある。
・仕様
ZAZEN BOYS 『らんど』
アナログLP2枚組 180g重量盤 Black Vinyl A式ゲートフォールドジャケット
マスタリング 中村宗一郎(PEACE MUSIC)
発売・販売元 提供資料(2024/03/11)
なんと12年ぶりとなった通算6枚目のアルバム。その間に向井秀徳はNUMBER GIRLを再結成~再解散し、その余波を感じる"チャイコフスキーによろしく"のような曲もなくはないが、バンドのシグネイチャーであるどこか都会的でいてアンダーグラウンドな匂いをまき散らす、異形なファンクの凄味はいや増すばかり。メランコリックだが不穏な"公園には誰もいない"など、詞には夕景、いわゆる逢魔が時の情景が多く描かれ、そこに荒涼とした都市の闇が滲む。その極致といえる"永遠少女"はバンドの新境地であるだけでなく、音楽でしか表現しえないリアリズムすら纏ったような恐るべき一曲だ。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.482(2024年1月25日発行号)掲載)